月曜日, 12月 22, 2008

ワインへのこだわり

 先週、プロジェクト報告会でボルドーへ出張したときのことである。ボルドーと言えば高級ワインの産地な訳ですが当然ながらシャトーを見学したりという時間があるわけではなく、よりによってというか、ボルドーまで来てなぜかチャイニーズレストランで夕食を取る羽目になってしまいました。そこで注文した赤ワインが少し冷えすぎの状態で出てきました。ボス曰く「これは高級なワインなのだ。こんなに冷えていては香りが楽しめない。支払うわけにはいかない。」と言う。支払うわけにはいかないというのは半分冗談だろうと思って聞いていたが、なんと本当に店と交渉して半額にしてしまったのです。フランスでボスを務めるにはこれくらいの交渉力が必要なのかと思う反面、ワインへの熱い思いを垣間見た気がしました。
 そしてその翌日の昼食、関係者の40~50人くらいが懇親会兼・昼食を取ったときのこと。当然食卓には昼まっぱからでもワインが並ぶ(この光景にはもはや驚かない)。午後にまだプログラムが残っていようが関係ない。食事にはワインが欠かせないのがフランス人なのだ。ワインのためには車の運転も許可されるのがフランスである。厳密なところはよくわからないがグラス一杯くらいなら飲んで運転しても飲酒運転にはならないらしい。その解釈が適当っぽいところも何とも彼ららしいのだが・・・。ここで出てきたワインは研究所で造っているのかINRAと書かれている。日本の研究所へのお土産候補として良いかもと思いつつもこの日の午後に発表を控えていた私はあまり飲むわけにもいかず少し残念ではありました。たぶん研究所でもワインの研究が盛んに行われているのでしょう。
 そして昼食も終わり、午後のプログラムが始まったときのこと、昼にワインが余ったのか、ボトルを腕に抱えて現れた女性がいました。ヨーロッパで初めて樹木のSNPプロジェクトを立ち上げたという研究者です。机の上にこそ置かなかったものの床の上にしっかりボトルキープしていました。やはりこの人にもワインが必須なのかと思いつつ、あの美貌で集団遺伝のシミュレーションの話をしつつ床上にはボトルキープという光景にはただ圧倒されるだけでした。

日曜日, 11月 30, 2008

ワイン祭り

 28日から30日までコメディ広場でワイン祭りが開かれます。モンペリエの41のワイン生産者の方がブースを出しています。2ユーロでワイングラスを買えば3回の試飲券もついてきます。試飲は生産者によってはタダなので結構いい加減です。写真は28日の金曜日の様子ですがものすごい人でごった返していました。この凱旋門のような入り口をくぐると中に小屋があって、一つの小屋に一生産者が入っています。ワイン祭りのような催し物は初めての体験だったのですが、これは非常に忍耐力がいります。それは、おいしいワインを如何にして飲まないようにするかです。試飲といっても結構グラスに並々とそそがれますから、それを全部飲んでしまうと、数件のブースを回るとほとんど酔っぱらってしまって、ご馳走様の境地に達してしまいます。そのためにちゃんと余分のワインを捨てる容器も用意されているのですが、はじめのうちは捨てることができなくて飲み干していました(でも3件目で諦めて遠慮なく捨てさせてもらいましたが)。いろいろ試飲ができるので品種による味の違いや同じ銘柄でも年が違うと味が違うことなどが本当によくわかります。自分の好きなワインを見つけることができて、わざわざドメーヌ(ワインの生産元の蔵)まで足を運ばなくてもワインを購入できるのは車を持っていない我が身としては、とてもありがたいです。
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木曜日, 11月 27, 2008

映画祭り

 知り合いの日本好きのフランス人に誘われて日本映画を見に行ってきました。第3回FESTIVAL DU FILM JAPONAISなるものが行われているようです。6ユーロでしたから日本より安い感じです。見たのは「めがね」。登場人物がみんなめがねをかけていました。ずっとメガネの意味を考えながら見てしまいましたがそのメガネには特に意味はなさそうです。南の島が舞台であることはすぐわかりました。主人公は「○空港」に降り立つのですが、○の部分が微妙に欠けていてロケ地はどこなのかと想像力がかき立てられました。
 スクリーンの下部にフランス語の字幕が出るのでどう訳されているのか興味をもって見ていました。映画の中で、かき氷を食べた後、「ごちそうさま」と言って器を店の主人に返すのですが、フランス語訳は一通りではなく「おいしかった」とか「ありがとう」と訳されていました。「おいしい」にもいくつかの単語が使われていたのは少し新鮮でした。反対に「いただきます」は教科書通りフランス語と日本語でほぼ一対一の対応になっていました。
 日本語では主語がなくても文が完結しますが、フランス語には必ず主語が必要で、これまた日本語を勉強するフランス人にとってはとても難しいのだそうですが、やはりフランス語の字幕では主語が補われていました。映画では初っぱなに「来た」とだけ登場人物がつぶやくので、飛行機の映像と合わせて何が来たのかを想像力をたくましくして考えますが(プロペラ機だったので戦時中の物語なのだろうかとすら考えてましたが)、フランス語の字幕に「彼女が来た」とはっきり書かれているのをみてしまうと、少し興ざめしなくもないですね。
 文化的なことからすると、映画の中では食卓を囲んで登場人物たちが、おそらく単に茹でただけの大きなエビ丸ごとをテーブルの上で素手で頭胸部を取り、殻をむきながらかぶりつくシーンがありますが、手の込んだフランス料理をナイフとフォークで上品に食すであろうフランス人がどういう気持ちで見ていたのか大変気になったところです。
 もっとも笑えたのは「メルシー体操」なる不思議な体操でした。体操それ自体も不思議ですが、何をもってこのネーミングに至ったのかを考えると、これまた想像力をかき立てられます。字幕では予想通りMerciと訳されていましたが、本当にMerciでよいのでしょうか。方言に「めるしい」とか「めるし」という言葉がないかと思い検索しても特にそれらしいものは見あたらないようです。まさかですが「ヘルシー」が訛ったものでしょうか。Merciはフランスにいると一日に何回となく使う言葉ですので初めて聞いたときには、日本映画から何でフランス語が、と耳を疑いました。

日曜日, 11月 23, 2008

科学の祭典

科学の日の祭典に行ってきました。たまたま昨日TRAMの駅でポスターに気づき、少し興味があったので一度見てみたいと思ったのです。場所はどうせ大学だろうと思い、何も考えずに大学の駅まで行きましたが何もなく、結局ポスターを見つけた駅まで戻りポスターを近くでまじまじと確認したところ大学通り(rue de l'Universite)なるところで開催されている事がわかりました。ポスターが貼られていた駅の近くだったわけです。 この科学の日の祭典は、研究省なるところが企画しているようでフランス全土に渡る祭典のようです(www.fetedelascience.fr)。地域ごとにまとまって行うようで、モンペリエはラングドック・ルシヨン地域圏になります。そのインターネットサイトを見るとこの地域には11000人の研究者がいて論文本数の観点からするとフランスで5番目で、応用生物学と生態学では2番目、医学と化学が5番目などと書かれていて、そういうところなんだと、思う反面、日本ではこういう事は書かないかなと思ったりしました。最近、日本では小学校の学力試験の結果が話題になっていますが、大学や研究所の研究能力を研究業界の外にいる人がすぐわかるようにはなっていない感じがします(ISIのデータベースにアクセスできればクリック一つで発表論文数を様々に集計させてみたりすることはできますが)。中庭のような小さな会場には、この圏内にある研究所と大学が寄り合いでブースをいくつか出している感じでした。もう少し大規模な祭りを想像していた私は少し拍子抜けではありましたが、大人も子供も楽しめる感じがしました。科学と偽科学の定義から解説(大人向け)があったところが印象に残りました。すべてフランス語だったので完全には理解できませんでしたが何を伝えたいかと言うこととその雰囲気は伝わってきました。個人的にはブドウジュースの試飲アンケートをしていたINRAグループのブースに興味がありました。どんなアンケートなのか見せてもらいましたが、名前・性別・年齢など記入する欄があり、それからどんなジュースをいつ飲むかとかいった質問の次から、実際にブドウジュースを飲んで色は・香りは良いかどうか、を回答していく官能試験と言ったところでした。もっと若い頃にフランスのワインを知っていたら今とは違う業界にいたのではないかと思ったりもします。
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労働組合

フランスの職場には労働組合が複数あるらしい。写真は職場の食堂にある組合関係の掲示板。CIRADでは左から右へと主に5種類あるようです。メジャーなのがNationalとCIRAD固有の労働組合らしい。労働組合に入れば絶対に解雇されないとのこと。労働組合はフランス特有の歴史を引きずっているようだ。もともとは資本家と労働者の対決だったのだが、今は国と労働者の戦いになっているとのこと。話し合いをしても決裂することが多く。双方のトップは話をまとめたくても許されない雰囲気があるらしい。また雇用側は形式的に話し合いを持つだけではじめから自分の主張を通すことがほとんどのようだ。それで結局ストライキというのが定番のパターンとなるとのことだ。以上はCIRADの職員がぶつくさぼやいていた話であるが、本人は労働組合には入ってないとのこと。選択肢が多いのは良いことだが、内部で考え方の違いで割れてしまうと結局、職員の間に亀裂が入らないか心配になった(余計なお世話かもしれないが)。まぁその辺は個人主義のお国柄だから大丈夫なのだろう。日本の職場には幸か不幸か労働組合は一つしかなく、組合に入るかはいらないかを選択することしかできないので、もう少し選択肢が増えてた方が良いのではないかと思う。
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水曜日, 11月 19, 2008

スト

 有事に関連して、11月の第一週だったと思うが火曜日にトラムがストで動かないという事態になっていたのでそのとき感じたことなどを書いておきたい。小雨のぱらつく中、休みたくなる気持ちはあったが仕方なく歩いてバスの乗換駅まで行った。フランス人はスト(有事)になれているのか、特に混乱もなく人々は線路を歩いていた。こういうこともあろうかと私は職場まで歩いたこともあるので、歩いて職場まで行ったとしても昼には着くということはわかっていた。しかし雨の中歩くのはいやだったので、職場まで歩くという考えは断念してバスの乗換駅でひたすら待っていた。30分から一時間くらい待ったところで、運良くバスに乗り、通常より1時間半遅れくらいで職場に着くことができた。バスの運転手は途中対向車線を走る仲間のバスと立ち話。バスの運転手は窓越しに挨拶かわりのおしゃべりをするためにバスを止めるのである。これはストの日に限ったことではなく、平日でもたまに見かける光景ではある。そして、後続車も特にクラクションを鳴らすこともなく、バスが止まっている間、止まっている。何とも鷹揚に感じてしまうのは私が日本で育ったからなのだろうか。
 職場での会話で、大変だったのではないかと気遣ってくださったので、「たまには歩いた方が健康には良い」と少し冗談をまじえて言うと「フランス人はストがあるから健康なのさ」と返されてしまった。しかしこれは意外と真実なのかもしれない。有事になれているというか、予定外のことに柔軟に対処できるような体制ができているのかもしれない。ただしフランスでストは予定外のことではないとは思うが、とにかく鷹揚な雰囲気が社会にある感じがする。

試験送信(TEST) 緊急一斉通報 試験運用

 突然舞い込んできた意味不明のメール。タイトルだけを見てゴミ箱に即刻捨てようかと思ったが怖いもの見たさ的な誘惑に駆られて中を見てみた。
 「こちらは、在マルセイユ日本国総領事館 緊急一斉通報の『テストメール』です。」
なんだ、そういうことかと思った反面、有事の時にメールが使えるのかどうかがわからないよなと思うと少し滑稽ではあった。そういうことが起きたらどうしたらいいのかと考えるきっかけにはなったが。有事の時どうするかなんて夫婦でも話し合ったことがなかったかもしれない。お互い歩いても帰れる距離に職場があるのはありがたかった。相棒の心配をよそに暢気に有事を生きている気もする。

月曜日, 11月 17, 2008

日本酒パーティ

 この週末は職場の人と一緒に、日本酒を味わいました。こちらのフランス人たちは日本酒というのはとても強い酒だと勘違いしていたので、その認識を改めてもらおうと思い、相棒に頼んで日本から地元でとても私がおいしいと思っている酒を持参してもらったものです。勘違いを引き起こしている理由は焼酎もしくは紹興酒と日本酒を彼らが混乱していることによるようです。こちらのレストランで日本酒を頼むととても強い酒が出てくるらしいのです。彼らが語ってくれた日本酒のうんちくは、まず水のようだというもので、ワインと比べると、ワインはまず最初が重くてそれから後に次第に軽くなって心地よくなるのとは対照的だとのこと。まぁ持参した日本酒が軽めのものだったと言うこともあるのですが・・・。芋焼酎も試してもらいましたが、フランス人は焼酎程度ならストレートで飲むようです。お酒に関しては少しインパクトが足らなかったようです。
 お好み焼きも作って持参したのですが、こちらの方は好評でした。頑張って作った甲斐がありました。お好み焼きの粉は、これまた相棒が持参してくれていたものです。ただ秤がないので100gとかどのくらいの量になるの見当がつかず、かなりいい加減で、本当にうまくできるか心配でした。前回ホストファミリーにお好み焼きを食べてもらったときは相棒が材料を混ぜていたので、そのときにきちんと見ておけば良かったです。適当でも何とかなることがわかりました。日本の御飯(ジャポニカ米)のレトルトパックと昆布の佃煮、エビ煎餅も好評でした。昆布の佃煮の中に入っていた山椒が特にお気に入りのようでした。山椒はとりあえずJapanese peperと言うしかなく、私が肌身離さず持ち歩いている電子辞書にもpoivre du Japonと書かれているに過ぎません(「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という例文のフランス語にフランス人たちは笑っていました。理解できないフランス語訳だったようです)。フランス人にとって日本のものは未知なもののようです。とにかく衝撃的だったようです。たぶん私がフランスに来てフランス料理に衝撃を受けたのと構造は同じなのでしょう。

土曜日, 11月 01, 2008

Halles de la Pailladeの朝市

モンペリエ北部で最大と職場の人が言っていた朝市に行ってきました。MossonのちかくのHalles de la Pailladeというトラムの駅前で毎週土曜日に朝市が開かれているらしいのですが、人の多さにまずびっくりしました。上野から御徒町の商店街に匹敵する人混みです。スカーフで髪を覆った女性が多くイスラム社会であることがわかります。この地域はもともとアルジェリア戦争の時の引き揚げ者の受け入れのために開発された地域だったようですが、いつの間にか低所得地帯になってしまって、そのおかげで物価も安いとフランス人が言っていました。青空市場はほとんどが服屋さんですが調理器具(クスクスの蒸し器もあった)や食器(アフリカ系の雰囲気)、布生地・絨毯やベット・音楽CD(やはりアフリカ系)やヘアードライヤーのような電化製品も売っていました。  青空市場とは別に大きなホールも駅前にあってそちらでは食料品店が軒を並べています。八百屋さん・肉屋さん・魚屋さん・パン・ケーキ屋さん・総菜屋さん(中華もあり)・ピクルス・ハーブ店・ドライフルーツ屋・ワイン蔵・チーズ専門店と、まぁ何でもありです。この食品市場も結構大きいです。肉屋さんは扱う肉により、さらに細分化されている感じです。鶏肉屋さんで見かけたのがウサギの肉です。ウサギ一匹丸ごと(肝臓?も)が陳列されていました。これにはさすがにびっくりです。はじめは巨大なカエルかと思ったのですがLAPIN(ウサギ)と書いてあるし、姿も確かにウサギです。目が大きくて目立ちます。不謹慎ながらお店の人にお願いして写真を撮らせてもらいました。他の鳥たち(ニワトリやハト)も丸ごと(ニワトリは長い首からトサカも含めて本当に丸ごと)で、その姿を見ると食欲が失せてしまいます。さらにもっと大きなケダモノの肉を扱うお店ではキーンという虫歯の治療をするときにきく音が聞こえます。肉を回転刃物で切断するときに骨が切断されて出る音だと思います。ただし姿から動物が想像できる物はなく、だいぶ解体された状態で陳列されていました。かなり血なまぐさい臭いに辟易としつつも、これがいつもおいしいと思いながら食べているもののなのかと少し感慨深い物がありました。ウサギの肉は何回か食べましたが、あっさりしていて鶏肉に似ています。職場の食堂でも出てきますし、町なか(Polygone)のショッピングセンターの総菜売り場でも見かけます。
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土曜日, 10月 25, 2008

ふらんすの料亭

 フランスへ来て初めて日本食レストランに入った。ボンソワと挨拶すると中から出てきたのは紛れもなく日本人女性。すかさず日本語で話しかけると向こうもびっくりして、しばらく店員と客の関係を超えて身の上話に花が咲いてしまった。語学学校に通っているとのこと。私が日本人にあまり会わないという話をすると、たくさんいますとの返事が返ってきた。自分の職場がモンペリエの北の外れにある研究機関というせいもあるのかもしれない(語学学校は町なかにある)が、UM2に通う日本人留学生も同じことを言うので理系と文系の違いも入っているのかもしれない。
 まずはアサヒで乾杯(フランス人はキリンを好むという話を店員さんがしてくれた)をしてメニューを見ると生姜焼きが妙に食べたくなった。フランス式に前菜とメインを一つずつ頼んだのだが、それぞれ居酒屋と大衆食堂のメニューから一品ずつという感じだ。そしてレストランの雰囲気は日本なら普通の料亭というのに最も近い。壁には、ふらんす的な絵画(描かれていたのは色っぽい日本人であるようなフランス人でもあるような女性)がかかっていて、その絵画のなかに描かれている絵画が壁に掛かっているという。これまた不可思議なシチュエーションなのである。そして徳永英明が懐かしい歌を歌っているのがBGMだ。自分たちは当然日本語で注文したが周りのフランス人はフランス語。フラ語を話しながら箸で食事をしている。日本の居酒屋にあるはずの喧噪やタバコの煙はなく、調子に乗って笑ったりすると少し目立ってしまうくらいだ。
 期待していた生姜焼きは生姜の風味が控えめで、自分としては少し物足りないくらいであったものの、醤油風味と味噌汁(フランス風なのか具はなくスープだけ)で御飯がすすんでしまった。たぶんあまり強い生姜風味はフランス人には受け入れられないのかもしれない(寿司屋さんでもワサビの量が日本より少なかったのを思い出した)。ふらんすの料亭は生粋の日本人には不思議世界でしたが、日本人的ひとときでした。

月曜日, 10月 20, 2008

モロッコ展

 モロッコ展がエクスポ公園で開催されていたのでのぞいてきました。入場料は7ユーロでした。モロッコ展というだけ確かにモロッコの物品もありましたが、巨大なお祭りという感じでホームセンターやショッピングセンターを合わせた感じのマーケットといったところです。小さな小物から、リビング、台所用品、食品、車、農機具、プールまでいろいろ楽しめました。食品にはチーズやフォアグラ、サラミ、お菓子などもありましたが一人暮らしの友はやはりワインです。せっかく来たついでにワインを買って帰ることにしました。今日お会いしたのはJean-Luc Sabatieさん。モンペリエのワインガイドにも載っている人です。私を見て中国人かと聞かれたのですが日本人と答えるとちょっとびっくりした感じでした。英語は全く通じないみたいでしたがフランス語で一生懸命説明してくれました。「Carignanというこの地方の品種100%で作ったワインで2~3年樽で寝かせる」と言っていたような気がします。Le Mas de Madier(2005)フルーティな味だそうです。6ユーロでした。モロッコ展は明日までで今日が最後の日曜日だったせいか、とても混雑していました。

日曜日, 10月 19, 2008

販促中

ワインの製造元の主にショッピングセンターで会いました。彼は販促に来ているようでした。ワイン売り場でワインを見ていたらフランス語で話しかけられたのですが、よくわからず、「わからない」と答えたら英語で話してきました。「これは俺が作った。フルーティでうまい」と、とても自信を持って勧めるので、せっかくなので記念写真を撮らせてもらって買うことにしました。MAS DU L'AGNEL  2007 Coteaux du Languedoc APPELLATION COTEAUX DU LANGUEDOC CONTROLEE Cuvee Gourmandeの3.9ユーロでした。
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水曜日, 10月 15, 2008

ブラジル人留学生

 フランス語教室で知り合ったブラジル人留学生がいます。彼は博士課程の学生でここにこれから3年滞在する予定とのことです。ブラジル南部の出身、26歳、パートナーは20歳で2歳の子供と一緒に暮らしているようです。彼はフランス政府からサポートを受けているようですが、ブラジル政府からサポート受けると学位を取ってから3年間はブラジルに滞在しないといけないようです。彼は大学院終了してもブラジルへ戻る気はないようでどこかヨーロッパで暮らしたいようでした。モンペリエは気に入っている感じです。彼の故郷は治安が悪く暴力もあるようです。ただブラジルのおいしい肉が恋しいとのこと。ブラジルでは例えば牛は23カ所の肉に解体するそうなのですがここでは4カ所しかないとのこと。とても元気な若者でした。(後でフランス人に聞いたらフランスでは30カ所くらいに解体するそうですが、ブラジルとは分け方が違うのだそうです。あるブラジルレストランは必要な肉を手に入れるためにドイツまで肉を買い出しに行くらしいです。)

フランス語教室

 Agropolis International という、ここらへんの研究機関が共同利用している感じの組織があります。そこの主催で博士課程の学生やポスドクなどの研究員を対象としたフランス語クラスがあったので、参加することにしました。Beginnerのクラスです。17:30から19:30までで、これは本当に助かります。町なかの語学学校は平日の昼間しか開校されていないので仕事をしている人が学ぶことは不可能です。
 今日は第一回目だったのですが、30人弱が集まりました。出身は15カ国くらいで、参加者の国名を使ってアルファベットの学習をしたくらいです。国名を使って冠詞や形容詞、女性名詞とか男性名詞とかを説明してくれました。ついでに発音や音節、リエゾンの話まで国名をネタにしてできてしまいます。そして最後に「私の名前は○○です。△△人です。あなたは?」という会話を参加者同士、バケツリレーのように回して終わりました(自己紹介の代わりですね、なかなかおもしろい授業の進め方だと思いました)。参加者で最も多いのがブラジルの出身者で圧倒的多数でした。インド出身の人も複数いました。ブラジル出身の人の中には、ほとんど日本人のような外見をしている人もいて顔だけでは判断できないものだと思いました。案の定、日本人は私だけ。アフリカ出身者はいないようでした。やはりフランスの植民地時代の名残でフランス語が公用語の国が多いのでフランス語の基礎を学ぶ必要はないのでしょう。
 先生は、英語とフランス語で授業を進めましたが、自分の母語以外で学ぶ外国語は、予習ができてないと全くわからないと思います。皆さん元気で、先生との接し方が一対一になる人(先生が問いかければ我先にとすかさず答える人)がっけこういました。わからなければ質問するし、先生と一緒になって解説する人もいます。やはり声が大きくて、態度が大きくて、先を行っている人が場を仕切るのはどこでも同じですがその程度がやはり日本とは違うようです。

日本人留学生

 先日ホストファミリーに君にあいたがっている日本人留学生がいるからメールアドレス教えてくれといわれた。ホストファミリーの親戚は大学の研究員で日本からの留学生を受け入れたようだ。留学生は大学4年生なので私よりずっと若い。日本で大学の留学制度に応募してこちらの大学に2ヶ月来ることになったらしい。息苦しい日本を飛び出してはみたものの文化の違うフランスで気分が沈んでしまうという。確かに、自分の思うようにはならないことは多いだろうし、日本で今まで培った、こうあるべきという価値観がぶっ飛んでいる環境なので、それにさらされれば確かにストレスかもしれない。これがカルチャーショックというものなのだろう。そんなときでも「こんなこともあるか」とあまり気にもとめず、思いがけないことに遭遇して楽しいとすら思っている自分は、単なる脳天気なのか、それとも世代もしくは歳の違いなのだろうかと、考えてしまった。「こちらで就職したらどうですか」と言われたけど、その可能性はないです。私の歳で日本人のメリットを捨ててフランス人として生きていくのはかなり不利ですから。いろいろな人に出会っていろいろな考え方に触れられたり、いろいろな食べ物を味わえることを楽しんでよい思い出を持ち帰りたいものです。

月曜日, 10月 13, 2008

Miramas

先月下旬に少し遅めの夏休みをもらって、日本から遊びに来た相棒と一緒に南仏の町を訪ねました。よくあるガイドブックを片手に行くわけですが、Miramasという町はあまりガイドブックにも載っていないようです。マルセイユからCote Bleueというローカル線に乗って美しい海岸を眺めて楽しんだのですが、その終着駅がMiramasでした。せっかくなので旧市街まで行ってみました。自転車道のようなところを通って道端に実っている木の実を食べたりしながら一時間くらい歩いたでしょうか。丘の上にきれいな家々がありました。ほとんど観光客もいないので、静かで眺めもよくて結構満足して帰りました。
 その日の宿はその日に決めるという無計画な行き当たりばったりの旅でしたが寅さんみたいに気の向くままに旅ができて、お気楽でいいものでした。このMiramasの話を職場でしたらそこに行った日本人は君たちくらいだろと、かなり不評でした。フランスならどこにでもある単なる田舎町なのでしょう。しかし観光地化していない場所の方が素朴で良かったりもします。
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Cevennes


職場の人たちとハイキングに行ってきました。モンペリエから車で一時間くらいのところにあるセベンヌという町です。このあたりの特産品は玉ねぎ(目が痛くならない玉ねぎらしい)とりんごです。道路沿いにもたくさんの産直の店がありました。トレッキングコースには栗が掃いて捨てるほど実っていました。もともと栗は外来種のようですが山村の食料として導入されたようです。ここは国に指定されているトレッキングコースのようで、その印が赤と白のラインです。これは木の幹や岩にペンキで描かれた平行線です。このマークを目印に歩いていけば迷わないという仕組みです。 ここはプロテスタントで昔は弾圧にあったこともあるようです。やはり山村は生活が大変らしく年々家を手放す人や家を別荘として所有している人が増えているようです。そのほかの産業としては養蚕や羊のチーズくらいとのことです。とても静かな町でした。










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金曜日, 10月 10, 2008

イエメンのおじさん

 バス(TRAMなのだが帰りの通勤時間帯はほとんどCIRAD関係者の貸し切り状態)に乗っていたら通路をはさんだ隣の席から突然話しかけられた。「英語は話すか」と。イエメン出身だというおじさん風の人だった。日本の食べ物や文化をインタナショナルデーで紹介してほしいらしいのだ(何のことだかよくわからないのだがそういう日が職場にあるらしい)。「日本人はたぶん君だけだ」というので、もしそういう機会があれば喜んでと答えておいた。彼は獣医学が専門で今は博士論文の作成をしているとのこと。日本にも住んでいたことがあるらしく柔道もかなりの腕前のようだ。フランスでは審判をしに毎週のように大会に飛び回っているような話をしている。もちろん本人がプレーすることもあるらしいのだが。柔道学部を卒業したため学位を取るのが遅くなったとか。すごく人なつっこくて誰とでも話すような感じの人である。彼のおかげでいろいろな人を紹介してもらった。彼の母語はアラビア語、学校では英語だったようだ。インドにもいたことがあるらしくヒンズー後も少しわかるらしい。それと少しの日本語と当然ながらフランス語。日本のあんこを餅でくるんだ日本のスウィーツが好きらしい。家族はリヨンにいて三人の子供がいるが、モンペリエでは一人暮らし。私が一人暮らしであることがわかると食事に誘われてしまった。特に予定はなかったので一緒に食事をとることにしてアラブ系のレストランへ連れて行ってもらった。何とも不思議な魅力的なおじさんだった。

日曜日, 9月 14, 2008

地酒ワイン(Vin de pays)を求めて

以前より気になっていた酒蔵を訪ねてみた。職場の近くの酒蔵である。ワイン販売の看板。土曜日の8:30から12:30とある。











酒蔵の入り口












なんと、灯油を買う調子でフランスではワインを買うのかというのがまず驚きでした。














トラックに載せられてブドウが酒蔵にやってくる。ブドウの香り(少し発酵した香り)が漂っている。

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金曜日, 9月 12, 2008

フランス流マネジメント

 フランスではトップマネージャーが強い権限を持っているようだ。トップが代わると組織の改変がおこなわれるらしい。もちろん労働組合に説明もあり、話し合いも持たれるらしいのだが、結局はトップが意志を通してしまうこともよくあるとの事。そうなれば話し合いも時間の無駄だったということになる。トップが暴走すると労働者はストライキで対抗するという構図になるらしい。CIRAD(職員数は約2000人らしい)でも組織改変の可能性が浮上しているらしく、部屋の職員の人はかなり不満げに話していた。その話のついでに最近あったストの写真を見せてくれた。モンペリエの中心部に信じられないほどの人があふれていた。ほとんどお祭り騒ぎに見えてしまうのだが・・。院生までも「俺も行った」とのこと。
 フランスでは基本的に労働者は信用されていないらしく、マネージャーは労働者を管理したがるらしい。組織の効率化というのは基本的にマネージャーの立場の話で研究室レベルでは結局、雑用が増えるだけらしいのだ。この辺は日本の研究所でも似た雰囲気ではある。

木曜日, 9月 11, 2008

ミーティング

 9月に入って先週はミーティングが多かった。基本的にフランス語なのであるが、私の関係するときだけ英語に切り替わる。フランス語のディスカッションはさっぱりわからないがプレゼン資料が用意されているとなんとなく何を話しているかは想像がつく。言語が違うだけで内容が日本と同じということが、なんだか不思議ではある。
 フランス人はとても議論好き。ミーティングで活発に意見が交換されているのはうらやましく感じる。でも私の所属している部署はこれで静かな方らしい。フランスではミーティングは口論しているかの様相を呈することが普通だとか。フランス人は言いたいことがあると我慢できないらしい。言いたい事があったら「机に飛び乗れ」とのこと。しかしフランス語の議論にどこで切り込むのか、間を見計らって自分の質問をするタイミングを計るのが難しい。こういう気を使うのが日本人的なのかもしれないが・・・。

月曜日, 9月 08, 2008

地中海

 地中海を見に行ってきました。一面の砂浜に人が横たわっていて日光浴をしていました。泳ぐ人より日光浴をする人が多い感じです。海は穏やかで静かです。上半身裸になって日光浴をしている女性の方もいたので、思わずここは女性専用の浜かと思い周りをあらためて見渡してしまいました。男性もいたので少し安心しました。
 職場の人も言っていたのですが、それほど素敵な場所というわけではありません。住宅街(別荘?)が砂浜のすぐ側まで迫っていて、そこを抜けると砂浜が広がっている感じです。夜になると浜沿いに広がる町の夜景がきれいらしいのですが・・・。マルセイユ方面の砂浜の方が、崖の合間に点在していて素敵だそうです。でもこの海の向こうにはアフリカが広がっているのかと思うと、多少ロマンは感じます。
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水曜日, 9月 03, 2008

新学期

 フランスでは今日から学校の新学期が始まった。今日は通学用のバスも見かけた。帰りのトラムでは講義日程を見ている大学生が隣の席に座っていた。今日は職場でもミーティング。博士課程の学生や秘書さんも出席していた。すべてフランス語なのでまったく理解できず、単語の断片から内容は推測するしかありません。日本だとこういうミーティングは儀式のようなところがあるのですが、フランス人はなにやらディスカッションをしていました。どういうことを話し合っていたのか内容が気になるところです。大ボスはPerformanceとしてグループの研究員一人当たりの年間発表論文数などのグラフを見せながらメンバーを鼓舞しているような感じでした。でも9月は日本人的にはやはり防災訓練がないとなんかしっくりこないものです。9月1日のまだまだ暑い昼下がりにグラウンドに非難するという、これまたやる気の起こらない訓練でしたが少し懐かしかったりします。

フランス語の演算

 フランス語における数え方についてメモしておこうと思う。フランス語を習った方ならおなじみの、あの数え方である。60までは普通に10進であるが、なぜか70は60+10、71は60+11・・・となり、80になると4X20である。そして90は4X20+10と言う。数えるだけなら覚えればそれで済むのではあるが、フランス人は掛け算や割り算を行うときにどういう思考をしているか知りたいところである。職場でちょっとした計算ミスを見つけたので指摘したとき、職員の方が私の前で英語をつぶやきながら計算をしようとするのだが、結局「英語では計算できない」と叫んでフランス語で計算される姿を見るにつけ、ひょっとしてフランス式のほうが簡単なのかと思ってしまう。確かに歴史に名を残す有名な数学者にフランス人の名前を良く見るというのも偶然ではないかもしれない。
 話は変わるがエクセルの関数名までフランス語にされると、意思疎通がまったくできない。あの関数を使えば簡単なのにと思ってもフランスversionのエクセルはフランス語ができないと受け入れてくれない。あくまでもフランス語を使うという強烈な意思を感じる。さすが憲法で言語を定めているだけはある。

火曜日, 9月 02, 2008

逆ヒッチハイク

 モンペリエで車のドライバーから声をかけられることがある。今日で2回目。「通りまで行くから、乗せて行こうか」という申し出。はじめは職場周辺を歩いて探索していたとき。これは、普通歩いている人はいない道だから(といって別に交通量が多いわけではないのだが)、かなり珍しい人に映ったのかもしれない。このときは歩くのが目的だったので、丁寧にお断りしました。今日は、終バスに乗り遅れたかと一瞬ヒヤッとしたときでした。「トラムの駅まで乗せていこうか」と、職場から出てきた車から話しかけられました。バス停に一人立っていたので、乗り遅れたとその人は思ったのかもしれません。単に9月から時刻表が変わり、今までより10分ほど終バスの出発時刻が遅くなっていたことに私が気づかず、今まで通りの時間に出てきただけなのですが。せっかく声をかけてくださったのでご好意に甘えて家の近くまで送ってもらいました。車の中で、いろいろ話しながらわかったのですが、その方は以前は私のボスと同じ組織にいたらいいのです。今は改組されて別々になったようですが。やっぱり世間は狭いなぁと思いました。
 ところで日本だったら見知らぬ外人を逆ヒッチハイクする人なんているだろうかと考えてしまいました。モンペリエの人は都市的で(外部からやってきた人が多く)、あまり優しくないと職場の人からは聞かされていますが、日本より優しい人が多いような感じがしています。日本に帰ったらフランス人の良い点を見習いたいと思いますが、日本にいたときは自分のことで精一杯なことが多く、周りに対してあまり関心を向けてなかったかなと思います。帰国したら、ゆとりのある生活を組み立てたいところですが自信がありません。今となってはフランスののんびりした空気にどっぷり浸ってしまっているので、日本への帰国は気が重いところです。

木曜日, 8月 28, 2008

SSRをHRMで

New PhytologistをブラウズしていたらEarly ViewにHRMの論文があったので読んでみました。

Croxford A.E., Rogers T., Caligari P.D. and Wilkinson M.J., 2008.
High-resolution melt analysis to identify and map sequence-tagged site
anchor points onto linkage maps: a white lupin (Lupinus albus) map as an
exemplar. New Phytol.

 この論文はHRMでマップを初めて構築したというのが売りのようなのですが、論文を読んでこういう手もあるなと思ったのは、SSRもHRMでタイピングしてしまうというものです。SSRで断片長多型がなくてもSNPが拾えるかもしれません。なのでマーカー数を稼ぎたい場合はSSRで断片長多型がないからといって諦めずにHRMを試してみるのも手だと思います。

金メダリスト

北京オリンピックのハンドボールでフランスは金メダルを獲得しました。4~5人の選手がモンペリエ出身のようで、今日はバージンストアの前で凱旋・歓迎会みたいでした。オリンピック選手を目の前に生まれて初めて見てしかも金メダルを4つも拝ませていただきました。ちょっと感動です。
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月曜日, 8月 25, 2008

ワイン街道


いつもはバスで通る道を歩いてみた。家から職場まで2時間くらいで歩けることがわかった。バスに乗り遅れたときとか、歩くとどのくらいかかるか知っておくことは重要だ。歩くと途中で新しい発見もたくさんある。たとえばこれ、ワイン街道?なんて書いてある。さすがワインの国だ。



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ブドウの列の間には小さな車が通れるくらいの間隔があいている。
これをGoogleMapsで見ると、確かに整列しているのがわかる。

金曜日, 8月 22, 2008

Mossonのフリーマーケット

Mossonというところで毎週日曜日に開催されるフリーマーケットを見に行ってきました。ほとんどガラクタ市といった方が適当です。何でこんなもんが売られているのだろうというようなものまであります(ちぎれた車のフェンダーミラーとか、錆さびの工具とか)。何から何までそろいそうで見て歩くだけで面白かったのですが、この話を職場でしたら「あの辺はよくない」と一蹴されてしまいました。「モンペリエのexcluded region」だとのこと。実はアルジェリアとの戦争で亡命した人たちのために準備された場所らしいのです。しかし何も知らない日本人にそんな露骨な事を言わなくてもと思いつつ聞いていました。そういう職員の発言をフォローするかのように院生が「最近はトラムも通ってだいぶ変わった」と言っていました。以前はフリーマーケットは町の中心のペイルー広場の水道橋の下で開催されていたらいいのですが場所が狭いので今の場所に移ったとのこと。このガラクタ市は誰でも出品できるようです。16ユーロくらいでチケットを買えばいいとの事です。「日本のものを売ったら」と勧められてしまいました。しかし16ユーロって高いように思うのですが、院生曰く「俺は道に転がっていたテレビを20ユーロで売って16ユーロを取り返した」らしいのです。「自転車とか何か盗難にあったら、ガラクタ市を探すと見つかるかもしれない」とのこと。自転車は最近ほしいと思いつつ、盗まれる可能性も高い(盗難が多いということは本やネットで読んで一応知ってはいた)だろうし、来年はボルドーに引っ越さないといけないし、で今ひとつ買う気になれないのと、値段の相場がわからないのでボラれて終わりかと思ったので何も買わずに帰りました。後で聞いたところによるとガラクタ市の自転車の相場は40ユーロから50ユーロらしいです、ただし最近は新品の自転車も安くなっていてあまり中古を買うメリットはないらしいとか。ただ中古のぼろい自転車の方が盗まれる可能性は低いというメリットがあるとの事。それにしてもこちらの人たちが使っている自転車にかける鍵はとても立派です。というか日本ならこれはバイク用だろうと思うものが自転車用に使われています。あんな重たい鍵を自転車とともに持ち歩かないといけない事を考えるだけで、自転車にのる気が半減です。


Mossonの周辺をぶらついていたらサッカー競技場を見つけました。

こちらはプールです。Piscine Olympique Neptuneと書いてあります。滑り台もあって遊べそうです。Posted by Picasa

水曜日, 8月 13, 2008

テーブルマナー

 フランス料理のテーブルマナーとして、すべてきれいに食べないというのがあるらしい。すなわち食べ残しておくのがマナーらしい。職場の食堂で食べる昼食は私にとってはおいしいのできれいに食べてしまうのだが、確かに周りの人を見ると必ず食べ残している。「きれいに食べるね」と言われたので、「これがJapaneseスタイルなのだ」言ったら、フランス料理、特に高級料理店の場合は、きれいに食べるとuneducatedとみなされると教えてくれた。フランス人研究員曰く「でもここ(職場の食堂)で食べ残しているのは、ここが高級料理店というわけではなくて単にまずいから」らしい。家に帰っていろいろフランス料理のテーブルマナーをネットで調べてみても食べ残すのがマナーなんて書いてある日本語のホームページは探せなかった。どこまで本当なのか良くわからないけれど、ヤポネは全く変だと思われないためにもまわりに合わせておくのが無難だとは思いますが、皆さん本当に結構食べ残してます。学校給食でも残さず食べるように教育を受けた人間としては残すのがマナーというのは違和感があります。

火曜日, 8月 12, 2008

PCR産物の精製

たまたま目に留まった論文があるので記しておきます。

An efficient method for purification of PCR products for sequencing
Hao Ma and Stephen DiFazio
Department of Biology, West Virginia University, Morgantown, WV, USA
BioTechniques 44:921-923 (June 2008)doi 10.2144/000112809

0.1-0.2%の低融点アガロースを普通のアガロースゲルの型に流し込んでPCR productを電気泳動して分離精製するというものです。たしかにMultibandingしてしまったものを、どうしてもシークエンスしたいという場合には手ごろな方法かもしれません。検体数が少なければこの方法で押してしまうこともできますが、あくまでも中継ぎの方法だと思います。

日曜日, 8月 10, 2008

お店のブドウ

ブドウの収穫が始まりました。近所の商店で見つけたブドウ。新鮮そうだったので買ってみました。ここの店のおっちゃんはいつも暇そうに店番をしています。もう顔見知りになっているので店の前を通ると必ず挨拶します。レジで握手したこともあります。私が日本から来たことがわかると、「さよなら」といってくれました。日本は美しい(beau)というイメージがあるようです。 例外にもれず日曜休みのお店です。 ブドウの方は丸ごと食べるしかなさそうです。皮を剥くほどでもないし種もあって食べにくい感じはしますが甘みもありみずみずしくおいしいです。
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土曜日, 8月 09, 2008

名前

 Saneyoshiの名前には意味があるのかと職場のお茶の時間に聞かれたので、漢字の意味を説明した。すごくびっくりされてしまった。フランス人の名前は日本とは対照的でかなりありふれた名前や有名人の名前が多い感じがする。同じ部屋の院生のお父さんはモロッコからの移民なのだが、フランス社会に子供が溶け込んでほしいという思いからフランソワという名前をつけたそうだ。これは典型的なフランス人の名前らしい。二人の職員はベネジクトとアレクソンといいますが歴史の教科書を少しみるだけで出てきそうな名前です。ベネジクトは教会関係者の男性かと会うまでは思っていましたが普通の女性でした。アレクソンはアレクサンダー大王のことです。最近フランスで問題になっているのがアメリカンな名前(ケビンとかブライアン)の子供が増えているそうです。どうやらメディアの影響らしく、両親の教養のなさを反映しているとのことです。こういう名前だと就職に不利になる可能性があるとのことです。現在でもアラブ系の名前だと就職に不利なんだそうです。

日曜日, 8月 03, 2008

ファーブル博物館

ファーブル博物館( http://museefabre.montpellier-agglo.com/ )を見学してきました。 今はちょうどクールベの特別展が開催されていました。外見はそれほど大きいように見えませんが中は大きくて迷子になるくらい。常設展もゆっくり見ると3時間くらいはかかりそうです(そのくらいかかりましたが)。宗教画については深い意味はわかりませんが、見ていると想像力をかきたてるものがあります。亡くなった人の周りで悲しむ人と天子の絵とか戦争の最中の絵や天国と地獄を連想させる絵とかです。実物と間違うほどの葡萄、かわいらしい子供や天使、美しい女性の絵など見ているとあっという間に時間がたってしまいました。ほとんど落書きとしか思えない作品や単なる巨大な黒壁にしか見えない作品とかは猫に小判でした。常設展はあまり人も入っていなくてのんびり鑑賞することができました。出口に土産物屋さんがあったので入ってみたらちょうど気に入った絵の絵葉書やしおりがあったので記念に買ってしまいました。
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土曜日, 8月 02, 2008

南仏から見た日本

 こちら(モンペリエ)の研究所に来たてのころによく聞かれたことがある。「なぜフランスに来たのか」という質問である。空港に迎えに来てくださった研究員の方に車の中で「日本から来るとは思ってもいなかった。」と言われたときには意外な感じがしたものだが、確かに街中でもほとんど日本人らしい人は見かけない。研究所に限っても日本出身者は過去に数えるくらいしかいないようだ。それに日本車も街中でほたまにしか見かけない。
 研究室の構成はいまだに良くわからないけれど実験系と解析系に別れているような感じがする。ボスは一人で全体を統括している。私のいるのは実験系のほうでメンバーは職員二人と院生5人と私である。院生5人のうち女性三人がアフリカ(ガボン、ドーゴ、ニジェール)出身であり男性二人が「フランス人」である。フランス人のうちの一人の父方はモロッコからの移民だそうだ。メンバーはこんな感じなのであるが意外と日本語を知っていた。「コンニチハ、アリガトウ、スシ」などは朝飯前。びっくりしたのはショーグンとかゲーシャという単語を知っていたことである。どうやらテレビゲームの影響らしいのだが・・・。チヒロとかトトロとかミヤザキも良く知っていた。これを知っていたのはリヨン出身の院生で自分が日本へ研究しに行くことはできるのかと聞くので、日本には海外の研究者用のファンドがあるということを伝えておいた。彼は"I want to discover real Japan."と言っていた。彼は日本を見てどう感じるのだろうか。
 トーゴ出身の院生からは「日本のオフィシャルランゲージは英語なのか」と聞かれた。それから「日本には言葉がいくつあるのか」という質問も受けた(方言があって理解できないこともあると伝えておいたが・・・)。それから話をしてわかったのだが彼女の常識からすれば英語を話すヤポネを見れば確かにそういう発想になるのだ。彼女の国にはとてもたくさんの言葉があり同じ国でもコミュニケーションできないくらい違った言葉らしく、何とかフランス語を介してコミュニケーションするらしいのである。ドーゴは過去にフランスの統治を受けた国なのでオフィシャルランゲージがフランス語なのだろう。
 男性職員のフランス人からはSINA-RINGOを知っているかと聞かれたのだが、何のことだかさっぱりわからず、そのほかアーティストの名前についても私の方が知らないくらいだ(私が知らなさ過ぎるというのはあるのだが)。SINA-RINGOというのは椎名林檎のことのようだ。結構こちらでは人気があるらしい。

月曜日, 7月 28, 2008

湖で泳ぐ

24日の木曜日に仕事が終わってから職場の方と一緒に湖に泳ぎに行きました。職場からは車で30分もしないくらいでした。途中一面に広がるヒマワリ畑に感動しました。この湖はレジャー専用に川をせき止めて作ったとか。湖畔にはレストランもあり、いい感じの場所なのですが、ここで泳ぐというのは少し勇気がいりました。深い田んぼの中で泳ぐような感じです。干上がった湖底を裸足で歩くのは痛いです。水は冷たく、湖底は泥です。次第に深くなり足も届きません。対岸まで泳いで引き返しましたが、まさかこの場所で何年ぶりに泳ぐことになるとは夢にも思っていませんでした。足が届かなくて、しかも底が見えない場所で泳ぐのは大変でした。いつになったら足が届くのか常に気にしないと座礁してしまいます(せいぜい打撲と擦り傷くらいでしょうが)。波も流れもなく水面は穏やかなので落ち着いていられますが、本当にこんなところに落ちてしまった時のことを考えると、一度くらいは経験しても悪くはないかと思いました。どこまで本気なのかわかりませんが、フランス人研究員曰く「泥は美容に良い。エステサロンに行ったら高いけどここなら無料」とのことです。それと「昨日はビーチへ行ったけど渋滞が大変」だったそうです。それにしても日本ならこんな危険なレジャー施設はありえないしょう。シャワーすらありません。フランス人はたくましく、自然の中で遊んでいると思います(私の周りのフランス人が異常なのでしょうか)。レストランで食事をして帰ったら23:30でした。翌日はどっと疲れが出たのは言うまでもありません。
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日曜日, 7月 20, 2008

フランスの雰囲気

 研究所からの終バスは18:14分です。土曜日は毎週ストらしく時刻表はあってもバスはないそうで、日曜日はそもそもバスの運行がないので研究所へは月から金しか行きません。18:00というとまだまだ太陽がギラギラ照り付けていて、南仏特有の青空がアフターファイブに誘ってくれます。研究所ですら20:00には全員追い出されるらしいです(セキュリティの関係らしいですが施錠されてしまうのでしょう)。お店の類も遅くても20:00には閉店です。また日曜日は観光客相手の店を除いて閉店で、近所の商店はほぼすべての店が閉店なのです。日曜日は仕事しない感じです。ただしパン屋と薬屋だけは探せばどこかがあいています。
 フランス人は人間らしい生活をしていると思います。生活や仕事に追われている感じがしません。日本のように朝早くから夜遅くまで365日仕事をしている雰囲気はありません。しかしフランス人は仕事しないわりに(失礼)、国際的にはかなり活躍している感じがします。研究業界でもそうで、アメリカとは違った意味で先進的な(すこしエスプリの効いた)研究をして業界をひっぱている感じがします。人間らしい生活を楽しみながらも国際的にも注目されるフランスのなぞについてはまだわかりません。なんとかそのなぞを解いてから(そのコツを身に着けてから)日本に帰りたいと思っています。人間らしい豊かな生活を楽しみつつ、それなりの仕事を日本で続けるためには、何かを変える必要があるのだと思いますが、これがまだまだなぞなのです。
 もっともいい面ばかりではありません。日本と比べるととにかく物事の進行は遅いです。フランス人は待つことに対してすごく忍耐強いです。買い物もレジでは長蛇の列です。レジの店員とおしゃべりを楽しんでいるような感じすらあります。品物を選ぶより並ぶ時間の方が長いことは結構あります。野菜とかは日本と比べるとかなり萎れています。スーパーマーケットはかなりひどいです。個人商店のほうがまだ新鮮、でも日本と比べると萎びてる。日本のように新鮮な産直を届けるために夜行でトラックが走ったりしないのでしょう。ある意味不便な社会ですが人間味があってなんだか落ち着くのです。

Google

 フランスへ来てからGoogle依存度が増えました。以前から調べごとをするときはGoogleを使っていましたので、常にお世話になっていましたが・・・。特に最近はGmailとかBloggerとかPicasaとかMapとか使いまくりです。特に今日びっくりしたのはウェブ履歴です。私の場合2006年3月22日からの記録が残っていました。これは私の人生そのものといっても過言ではありません。自分が何をしていたかの記録です。
 フランスへはほとんど体一つで来ました。スーツケース一つとザック、PC用のケースだけでした。一人で運べる荷物ですからこれで限界です。渡仏準備もする暇がないくらい忙しく離日前日の夜おそくまで(当日の朝までといった方が正しいが)研究室や家の整理に追われました。特に問題だったのはパソコンのシステムとデータでした。いつかは海外で研究してみたいと思っていたので、もっとインターネットに依存した研究スタイルを確立しておけばよかったと思います。大体必要なデータは自分のデスクトップパソコンからコピーして持ってきたのですが、やはりコピーし忘れたものがありましたし、せっかくコピーしてきても残念ながら読み出せなかったりということもありました。PCシステムは結局ほとんど一から構築する羽目になりました。研究テーマが変わるので過去の遺産にそれほど依存することはないのが救いなのですが、それでも日本でやり残した仕事はしなくてはなりません。ネットのどこかに管理しておけば世界どこへ移動になっても以前と同じ環境が手に入るわけです。
 Googleに話を戻すと、Gmailのスパムフィルターは優秀です。職場のメールに外部からアクセスするにはWebMailを使うしかないので見る気がしませんが(ごみメールが多い)、離日直前にGmailに自動転送するようにしておいたのは正解でした。とても快適です。ただSPAMでないメールが迷惑メールに分類されていることがあるので、たまには確認する必要がありそうです。Picasaもいいですね。いい感じでアルバムを作ってくれます。それだけでなくBloggerやウェブアルバムに実に自然に誘導してくれます。Picasaのおかげで私はBlogを始めたようなものですが、Bloggerはデザインも気に入っています。MapはPDAとかに入れてONLINEでフィールドに持ち出したい気分です。今はとりあえずネットに繋がる場所でお店の検索をしておよその位置をノートにうつして出かけていますが、道に迷うこともあります。翻訳は、日本語への翻訳はけっこう笑えます。仏→英の翻訳は何とか意味が取れますから重宝しています。フランス語は発音が難しいので読み上げてくれるともっとうれしいけど。まだまだGoogleの使いこなしていない機能はあるのでいろいろ試してみようと思います。

水曜日, 7月 16, 2008

モンペリエのトラムとバス

 職場と自宅の間をトラム(路面電車)とバスで通っているのですが、その途中で気がついたことを記そうと思います。
 路面電車はとてもゆったりしたつくりになっていて自転車をもって乗ることも可能です。実際に持ち込んでいる人をしばしば見ます。駅と列車の間にはほとんど段差や隙間がなく作られています。なので車椅子の人もベビーカーと一緒の人もごく自然に乗ることができます。切符を駅で買って(乗る区間に関係なく片道1.3ユーロで往復買うと2.4ユーロです。これでトラムとバスの両方に乗れます。)電車に乗ったら各自で精算機のようなものに切符を通します。一年定期とかの場合は精算機にタッチするだけです(一年定期は330ユーロでした)。
 バスのほうはかなり個性的で運転手は思い思いの服装です。制服というものはないみたいです。とうぜん帽子もかぶっていません。席に座っていてもちゃんとどこかにつかまっていないと危険です。急発進、急停車は当たり前です。けっこう狭い道を走ることもありますが縁石に乗り上げたりもします。自転車と一緒に乗っている人はまだ見たことがありませんがベビーカーと一緒の人や犬と一緒の人は見ました。結構なかは広いです。あるとき少年がバス停へ走っていたのですが、バス停の手前で止まって彼を乗せていたり、研究所の正面で止まって降ろしてくれたり(停留所は10mくらい離れたところにありますが)と結構いいかんじで適当です。
 バスの中でも私には新鮮ないろいろな光景が見られます。席に座りながら青りんごを丸かじりしている若い女性の方とか・・・(トラムやバスの中でものを食べている人はあまり見かけませんが)。あるときはバスに老夫妻が乗り込んできたのですが、バスの急発進急停車で席に着く前によろけて転んでしまいました。そのときは2箇所から救いの手が出て、その老婦人を抱き起こしていました。またこれは私の経験なのですが一年定期にしたときにトラムの精算機の使い方がよくわからなくて適当なところをタッチしていたら、どこからとなく手が伸びてきて私の手をつかみ、さわるべき所へ導いてくれたり、下車するときはドアを開けるためのボタンを押してくださったりしたのでした。目の見えない方が杖をついているとその方をちゃんと誰かが導いています。フランスという国は困っているとどこからとなく救いの手が伸びてくる気がします。自己責任で孤軍奮闘しなくてはならない国と比べると安心感のある国だと思います(おせっかいな国と思う人もいるかもしれませんが、私はとりあえず好意的に捉えています)。

日曜日, 7月 13, 2008

隠れ家のようなレストラン

モンペリエの中心部は大通りから一歩入ると結構狭く、両側に建物が壁のように切り立っている。そんなところにあるレストランを見つけたのだが、ヨシズを使っていい雰囲気を演出していた。
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土曜日, 7月 12, 2008

挨拶

こちらではバスに乗るときは運転手さんにBonjourと挨拶します。バスを降りるときはAu revoir(さようなら)と言います。
 買い物するときも同じで店(小さな個人商店)に入るときに店員さんに「こんにちは」と言います。レジに行ったらまたレジ係りの人に「こんにちは」といって最後に微笑みながら「ありがとう。さようなら。」と言います。
 職場は2人一部屋なのですが、朝来たときと帰るときに各部屋を覗いて挨拶をして回ります。ボスも一日に一回くらい各部屋を巡回?してきて声をかけてくださいます。挨拶だけのこともありますし、研究の話をすることもあります。部屋のメンバーが各部屋に散在しているからこそかえってコミュニケーションが密になるのかもしれません。ボスとは挨拶するときに必ず握手をします。フランスでは毎日のように誰かと握手しています。挨拶の一形態のようです。
 口で「ちゅっ」と音をたてながら頬っぺたを3回交互にくっつける挨拶もあります。これはホストファミリーと挨拶するときによくします。この挨拶を初対面のホストファミリーの大学生の娘さんから生まれて初めてされてしまったときは少し面食らいました。結構しょっちゅうなので今では慣れました。親密さの表現なのだと思います。少し気恥ずかしいやらうれしいやらの複雑な心境になります。この挨拶は男同士でもします。

木曜日, 7月 10, 2008

Le SUSHI Bar

モンペリエのSUSHI Barに入ってみました。わざわざ海外に来て日本食を食べる必要はないのですが、こちらの研究員の人にぜひ寿司を食べて日本と変わらない味か教えてほしいというようなことを言われていたので食べてみることにしました。びっくりしたのは寿司が水の流れにのった船の上にのせられて廻っていたことです。わさびの量は日本より少なめに感じますが日本で食べる回転すしと変わらない味でした。 でも日本で食べたほうが安い感じです。ここには日本人の店員さんが一人いて日本語で会話しました。フランスへ来て初めて日本語で人と話したかな。やはり他人と日本語で話すととても落ち着きます。自分が日本人であることを意識した瞬間でした。結構人気があるようで行列ができていました。
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モンペリエのトラム。花柄です。 これはLigne2。




Ligne1の方は青色にツバメかな。この外観にして古い建物の間を走る姿を見るととても不思議な感覚になります。

水曜日, 7月 09, 2008

Canteen

職場の食堂です。チーズやデザートがあるところはさすがですね。フランスパンを一切れか二切れとって、メインディッシュを一皿と小皿を2つと果物を一つ取ります。これで4.66ユーロ。Admission(入場料?)が1.8ユーロでここから社員割引?が4.2ユーロで、結局昼食代は2.26ユーロとなっています。支払いは職場から支給されるカードに入金してそこから引き落としていくプリペイド式です。このカードは勤務時間管理にも使われていて職場のIDカードといったところでしょうか。 肝心の味のほうですが私にとってはおいしく感じられます。しかしここの研究員が言うには「こんなのはフランス料理ではない」とのことです。「いつか本当のフランス料理を食べに連れて行ってあげる。」と言ってくださいます。すでに飽きている感じです。これは日本でも似た状況かもしれません。職場の食堂の味はいかがでしょうか?
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ブドウ畑

帰宅途中、バスの車窓から見たブドウ畑。一面に広がるブドウ畑です。フランスのことを「ワインの国」と言っていた人がいたけど確かにそうですね。 (2008/7/8 18:19)
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