月曜日, 7月 28, 2008

湖で泳ぐ

24日の木曜日に仕事が終わってから職場の方と一緒に湖に泳ぎに行きました。職場からは車で30分もしないくらいでした。途中一面に広がるヒマワリ畑に感動しました。この湖はレジャー専用に川をせき止めて作ったとか。湖畔にはレストランもあり、いい感じの場所なのですが、ここで泳ぐというのは少し勇気がいりました。深い田んぼの中で泳ぐような感じです。干上がった湖底を裸足で歩くのは痛いです。水は冷たく、湖底は泥です。次第に深くなり足も届きません。対岸まで泳いで引き返しましたが、まさかこの場所で何年ぶりに泳ぐことになるとは夢にも思っていませんでした。足が届かなくて、しかも底が見えない場所で泳ぐのは大変でした。いつになったら足が届くのか常に気にしないと座礁してしまいます(せいぜい打撲と擦り傷くらいでしょうが)。波も流れもなく水面は穏やかなので落ち着いていられますが、本当にこんなところに落ちてしまった時のことを考えると、一度くらいは経験しても悪くはないかと思いました。どこまで本気なのかわかりませんが、フランス人研究員曰く「泥は美容に良い。エステサロンに行ったら高いけどここなら無料」とのことです。それと「昨日はビーチへ行ったけど渋滞が大変」だったそうです。それにしても日本ならこんな危険なレジャー施設はありえないしょう。シャワーすらありません。フランス人はたくましく、自然の中で遊んでいると思います(私の周りのフランス人が異常なのでしょうか)。レストランで食事をして帰ったら23:30でした。翌日はどっと疲れが出たのは言うまでもありません。
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日曜日, 7月 20, 2008

フランスの雰囲気

 研究所からの終バスは18:14分です。土曜日は毎週ストらしく時刻表はあってもバスはないそうで、日曜日はそもそもバスの運行がないので研究所へは月から金しか行きません。18:00というとまだまだ太陽がギラギラ照り付けていて、南仏特有の青空がアフターファイブに誘ってくれます。研究所ですら20:00には全員追い出されるらしいです(セキュリティの関係らしいですが施錠されてしまうのでしょう)。お店の類も遅くても20:00には閉店です。また日曜日は観光客相手の店を除いて閉店で、近所の商店はほぼすべての店が閉店なのです。日曜日は仕事しない感じです。ただしパン屋と薬屋だけは探せばどこかがあいています。
 フランス人は人間らしい生活をしていると思います。生活や仕事に追われている感じがしません。日本のように朝早くから夜遅くまで365日仕事をしている雰囲気はありません。しかしフランス人は仕事しないわりに(失礼)、国際的にはかなり活躍している感じがします。研究業界でもそうで、アメリカとは違った意味で先進的な(すこしエスプリの効いた)研究をして業界をひっぱている感じがします。人間らしい生活を楽しみながらも国際的にも注目されるフランスのなぞについてはまだわかりません。なんとかそのなぞを解いてから(そのコツを身に着けてから)日本に帰りたいと思っています。人間らしい豊かな生活を楽しみつつ、それなりの仕事を日本で続けるためには、何かを変える必要があるのだと思いますが、これがまだまだなぞなのです。
 もっともいい面ばかりではありません。日本と比べるととにかく物事の進行は遅いです。フランス人は待つことに対してすごく忍耐強いです。買い物もレジでは長蛇の列です。レジの店員とおしゃべりを楽しんでいるような感じすらあります。品物を選ぶより並ぶ時間の方が長いことは結構あります。野菜とかは日本と比べるとかなり萎れています。スーパーマーケットはかなりひどいです。個人商店のほうがまだ新鮮、でも日本と比べると萎びてる。日本のように新鮮な産直を届けるために夜行でトラックが走ったりしないのでしょう。ある意味不便な社会ですが人間味があってなんだか落ち着くのです。

Google

 フランスへ来てからGoogle依存度が増えました。以前から調べごとをするときはGoogleを使っていましたので、常にお世話になっていましたが・・・。特に最近はGmailとかBloggerとかPicasaとかMapとか使いまくりです。特に今日びっくりしたのはウェブ履歴です。私の場合2006年3月22日からの記録が残っていました。これは私の人生そのものといっても過言ではありません。自分が何をしていたかの記録です。
 フランスへはほとんど体一つで来ました。スーツケース一つとザック、PC用のケースだけでした。一人で運べる荷物ですからこれで限界です。渡仏準備もする暇がないくらい忙しく離日前日の夜おそくまで(当日の朝までといった方が正しいが)研究室や家の整理に追われました。特に問題だったのはパソコンのシステムとデータでした。いつかは海外で研究してみたいと思っていたので、もっとインターネットに依存した研究スタイルを確立しておけばよかったと思います。大体必要なデータは自分のデスクトップパソコンからコピーして持ってきたのですが、やはりコピーし忘れたものがありましたし、せっかくコピーしてきても残念ながら読み出せなかったりということもありました。PCシステムは結局ほとんど一から構築する羽目になりました。研究テーマが変わるので過去の遺産にそれほど依存することはないのが救いなのですが、それでも日本でやり残した仕事はしなくてはなりません。ネットのどこかに管理しておけば世界どこへ移動になっても以前と同じ環境が手に入るわけです。
 Googleに話を戻すと、Gmailのスパムフィルターは優秀です。職場のメールに外部からアクセスするにはWebMailを使うしかないので見る気がしませんが(ごみメールが多い)、離日直前にGmailに自動転送するようにしておいたのは正解でした。とても快適です。ただSPAMでないメールが迷惑メールに分類されていることがあるので、たまには確認する必要がありそうです。Picasaもいいですね。いい感じでアルバムを作ってくれます。それだけでなくBloggerやウェブアルバムに実に自然に誘導してくれます。Picasaのおかげで私はBlogを始めたようなものですが、Bloggerはデザインも気に入っています。MapはPDAとかに入れてONLINEでフィールドに持ち出したい気分です。今はとりあえずネットに繋がる場所でお店の検索をしておよその位置をノートにうつして出かけていますが、道に迷うこともあります。翻訳は、日本語への翻訳はけっこう笑えます。仏→英の翻訳は何とか意味が取れますから重宝しています。フランス語は発音が難しいので読み上げてくれるともっとうれしいけど。まだまだGoogleの使いこなしていない機能はあるのでいろいろ試してみようと思います。

水曜日, 7月 16, 2008

モンペリエのトラムとバス

 職場と自宅の間をトラム(路面電車)とバスで通っているのですが、その途中で気がついたことを記そうと思います。
 路面電車はとてもゆったりしたつくりになっていて自転車をもって乗ることも可能です。実際に持ち込んでいる人をしばしば見ます。駅と列車の間にはほとんど段差や隙間がなく作られています。なので車椅子の人もベビーカーと一緒の人もごく自然に乗ることができます。切符を駅で買って(乗る区間に関係なく片道1.3ユーロで往復買うと2.4ユーロです。これでトラムとバスの両方に乗れます。)電車に乗ったら各自で精算機のようなものに切符を通します。一年定期とかの場合は精算機にタッチするだけです(一年定期は330ユーロでした)。
 バスのほうはかなり個性的で運転手は思い思いの服装です。制服というものはないみたいです。とうぜん帽子もかぶっていません。席に座っていてもちゃんとどこかにつかまっていないと危険です。急発進、急停車は当たり前です。けっこう狭い道を走ることもありますが縁石に乗り上げたりもします。自転車と一緒に乗っている人はまだ見たことがありませんがベビーカーと一緒の人や犬と一緒の人は見ました。結構なかは広いです。あるとき少年がバス停へ走っていたのですが、バス停の手前で止まって彼を乗せていたり、研究所の正面で止まって降ろしてくれたり(停留所は10mくらい離れたところにありますが)と結構いいかんじで適当です。
 バスの中でも私には新鮮ないろいろな光景が見られます。席に座りながら青りんごを丸かじりしている若い女性の方とか・・・(トラムやバスの中でものを食べている人はあまり見かけませんが)。あるときはバスに老夫妻が乗り込んできたのですが、バスの急発進急停車で席に着く前によろけて転んでしまいました。そのときは2箇所から救いの手が出て、その老婦人を抱き起こしていました。またこれは私の経験なのですが一年定期にしたときにトラムの精算機の使い方がよくわからなくて適当なところをタッチしていたら、どこからとなく手が伸びてきて私の手をつかみ、さわるべき所へ導いてくれたり、下車するときはドアを開けるためのボタンを押してくださったりしたのでした。目の見えない方が杖をついているとその方をちゃんと誰かが導いています。フランスという国は困っているとどこからとなく救いの手が伸びてくる気がします。自己責任で孤軍奮闘しなくてはならない国と比べると安心感のある国だと思います(おせっかいな国と思う人もいるかもしれませんが、私はとりあえず好意的に捉えています)。

日曜日, 7月 13, 2008

隠れ家のようなレストラン

モンペリエの中心部は大通りから一歩入ると結構狭く、両側に建物が壁のように切り立っている。そんなところにあるレストランを見つけたのだが、ヨシズを使っていい雰囲気を演出していた。
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土曜日, 7月 12, 2008

挨拶

こちらではバスに乗るときは運転手さんにBonjourと挨拶します。バスを降りるときはAu revoir(さようなら)と言います。
 買い物するときも同じで店(小さな個人商店)に入るときに店員さんに「こんにちは」と言います。レジに行ったらまたレジ係りの人に「こんにちは」といって最後に微笑みながら「ありがとう。さようなら。」と言います。
 職場は2人一部屋なのですが、朝来たときと帰るときに各部屋を覗いて挨拶をして回ります。ボスも一日に一回くらい各部屋を巡回?してきて声をかけてくださいます。挨拶だけのこともありますし、研究の話をすることもあります。部屋のメンバーが各部屋に散在しているからこそかえってコミュニケーションが密になるのかもしれません。ボスとは挨拶するときに必ず握手をします。フランスでは毎日のように誰かと握手しています。挨拶の一形態のようです。
 口で「ちゅっ」と音をたてながら頬っぺたを3回交互にくっつける挨拶もあります。これはホストファミリーと挨拶するときによくします。この挨拶を初対面のホストファミリーの大学生の娘さんから生まれて初めてされてしまったときは少し面食らいました。結構しょっちゅうなので今では慣れました。親密さの表現なのだと思います。少し気恥ずかしいやらうれしいやらの複雑な心境になります。この挨拶は男同士でもします。

木曜日, 7月 10, 2008

Le SUSHI Bar

モンペリエのSUSHI Barに入ってみました。わざわざ海外に来て日本食を食べる必要はないのですが、こちらの研究員の人にぜひ寿司を食べて日本と変わらない味か教えてほしいというようなことを言われていたので食べてみることにしました。びっくりしたのは寿司が水の流れにのった船の上にのせられて廻っていたことです。わさびの量は日本より少なめに感じますが日本で食べる回転すしと変わらない味でした。 でも日本で食べたほうが安い感じです。ここには日本人の店員さんが一人いて日本語で会話しました。フランスへ来て初めて日本語で人と話したかな。やはり他人と日本語で話すととても落ち着きます。自分が日本人であることを意識した瞬間でした。結構人気があるようで行列ができていました。
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モンペリエのトラム。花柄です。 これはLigne2。




Ligne1の方は青色にツバメかな。この外観にして古い建物の間を走る姿を見るととても不思議な感覚になります。

水曜日, 7月 09, 2008

Canteen

職場の食堂です。チーズやデザートがあるところはさすがですね。フランスパンを一切れか二切れとって、メインディッシュを一皿と小皿を2つと果物を一つ取ります。これで4.66ユーロ。Admission(入場料?)が1.8ユーロでここから社員割引?が4.2ユーロで、結局昼食代は2.26ユーロとなっています。支払いは職場から支給されるカードに入金してそこから引き落としていくプリペイド式です。このカードは勤務時間管理にも使われていて職場のIDカードといったところでしょうか。 肝心の味のほうですが私にとってはおいしく感じられます。しかしここの研究員が言うには「こんなのはフランス料理ではない」とのことです。「いつか本当のフランス料理を食べに連れて行ってあげる。」と言ってくださいます。すでに飽きている感じです。これは日本でも似た状況かもしれません。職場の食堂の味はいかがでしょうか?
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ブドウ畑

帰宅途中、バスの車窓から見たブドウ畑。一面に広がるブドウ畑です。フランスのことを「ワインの国」と言っていた人がいたけど確かにそうですね。 (2008/7/8 18:19)
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モンペリエの空

写真では到底伝えきれないと思う。この抜けるような青空と、降り注ぐ太陽、そして爽やかな風。この写真は帰宅してから買い物に行く途中で撮影したもの。あまりにも気持ち良いのでついつい写真を撮ってしまう。20時少し前くらい(2008/7/7)。
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火曜日, 7月 08, 2008

ミュージックフェスティバル

7月5日の土曜日にミュージックフェスティバルに誘われたので行ってきました。石切り場跡地を利用したコンサート会場はとても自然な感じです。こういう野外でコンサートができるのはやはりモンペリエならではなのでしょう。日本のように雨が多かったりすると、野外コンサートが常にできるとは限りません。 参加費は7ユーロ。政府が資金面でバックアップしているようです。芸術を育てるのがフランス社会の役目なのかもしれません。1ユーロで地元のワインがコップいっぱいもらえます。そのほかサテ(鶏の串焼がフランスパンにはさんであるもの)とかのツマミももらうことができますが、これは紙のチケット(参加費を支払ったときに一緒に買っておいたもの)と引き換えです。
だんだん夜が更けるにしたがってヒートアップして会場の前のほうに集まって皆で踊りました。「Saneyoshiは疲れたでしょ」と言われ来たときとは別の車に乗せられ早めに帰りました。がしかしホテルに到着したのは2時でした。私たちはまだ踊るからといってフランス人研究員は踊り続けたのでした。Posted by Picasa

モンペリエの動物園のアマゾン温室

モンペリエ動物園のアマゾン温室(amazonian greenhouse)はとても見る価値がある。アマゾンの雰囲気を出すために人口の滝がしぶきを上げていたり、熱帯雨林の音もスピーカーから聞こえてくる。一部の鳥は放し飼い状態で、温室全体が檻のようになっている。なので手を伸ばせば届くようなところに鳥がとまっていたりする。それとガラス張りになっているのもいい。とても自然な感じで観察しやすい。私はここでイグアナとアルマジロとアリクイ、「うわばみ」をはじめてみました。「うわばみ」はBoa constrictorで星の王子様に登場します。 この写真はワニがおで迎えしています。
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ここは午後10時ころまでこの季節は明るい。午後6時に帰ったとしてもそれから十分アフター5を楽しむ時間がある。人々は一日を2回生きている感じがする。社会人としてそして家庭人として。お店の類も早く閉店してしまう。午後7時か8時には閉店である。なので早く帰らないと生活が成り立たない。研究員も学生もPDも明るいうちに(太陽がギラギラ照りつけている時間に)帰宅します。終バスは18:27分です(最も早く研究所に来るバスは朝7:59)。サマータイムのせいもありますが、こちらの18時は日本の16時くらいに相当します。なのでまだ太陽がギラギラ照りつけているわけです。
今日はホテルからとある家に引っ越した。この家は同じ研究室にいる学生さんの実家。彼自身は別のアパートに住んでいるようだ。お父さんとお母さんと妹さんの3人で暮らしている家。その家の一階に居候させてもらうことになった。一月の家賃は500ユーロ。やっぱりホテルより家のほうが落ち着く。静かな住宅街。風がとても爽やか。本当にモンペリエにきてよかったと思うのは、この風と太陽、そして抜けるような青空を感じるとき。蚊がいないのもいい。(追記:ホテルではまったく見ませんでしたがここは下町のせいか蚊はいます。数は少ないです。網戸もありません。)

月曜日, 7月 07, 2008

モンペリエ Jardin du Champ

芝生の上で寝転がったりしている人が結構います。男性は上半身裸でいる人を結構見かけます。男と女は寄り添って寝ているか、キスをしています。人目はまったくはばかりません。子供の前でもです。公衆トイレは結構汚いです。
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モンペリエ

おとぎの世界のようです。別世界が広がっていました。教会の鐘の音が響いていました。
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孔雀

孔雀さんです。手を伸ばせば届きそうなところにいました。
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馬に乗って巡回

公園内の巡回には馬が活躍しています。あとごみの収集には電気仕掛けの車が使われていました。
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時々みかけるのが露店。
フルーツが並んでいます。
桃、ビワ、キュウリ、トマト、メロン、スイカ、イチゴ
いろいろあります。
左側の奥に見えているのはピザの屋台のようです。
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さっきの露店の内部
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le parc zoologique de Montpellier (Parc zoologique Henri de Lunaret )

モンペリエの動物園に行ってきました。暑かったです。人口密度は高くなく、園内でのんびりできます。動物の密度も高くないです。ゆったりと配置されています。
http://www.zoo.montpellier.fr/
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Montpellierのトラム

市内を走る路面電車。芝生の上を走っていくのがいい感じだ。でも芝生には結構犬の糞が落ちているので注意が必要。犬の糞は街路樹の根元とかに多い。歩道にもしばしば。もう少し犬のしつけをしたほうが良いよ。
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