水曜日, 4月 29, 2009

Critique libre "Stupeur et tremblements" par Amélie Nothomb

This story by Amélie is much exaggerated. But such kinds of difficulties in human relationship can be found at any society in any countries even though the levels of the difficulties vary. In her story, the funny things are concentrated. If French person who don't know the cultural differences between France (Europe) and Japan and express their feelings according to their cultural backgrounds and the Japanese partner also does not understand such cultural differences and behaves based on Japanese culture, the story of Amélie will actually occur. But I think the story is just a fiction which are the product of Amélie's imagination. I think Amélie is very clever person, which I found in her book. She majored philology in her university study. We can find her intelligence in the book, not in the movie. I guess and I hope that Amélie did not experienced such hard time in Japan just as in the story. She worked for a big company in Japan. In such a big company, there are many workers. Small portion of them contains strange people. This is true in any country, I guess. The cultural differences augment difficulties in human relationships.

I think this book is good for Japanese not for foreigners, because foreigners cannot know what is the truth and what is the exaggeration. I think she understand Japanese culture very well. Without such understanding, the story will be never created. Unfortunately, even though she was born in Japan and lived there until five years old, I must say that she is not a Japanese. For example, her historical perception is very superficial, as in the history textbook.

The story title "Stupeur et tremblements" is translated into Japanese as "畏れ慄いて", which has profound meaning in Japanese culture. I think this translation is artistic. I am really "Stupeur et tremblements" for Amélie's understanding of Japanese culture.

月曜日, 4月 27, 2009

畏れ慄いて

 先週は半袖で過ごしたいような初夏の日から、その翌日は北風が吹き下ろして急に寒くなったり、変な天気でした。そしてこの週末は雨がちで外へ行くのがためらわれて、空模様を気にして最低限の外出。しかも今日の日曜日は朝から夕方まで雨でした。ちょうど同じ部屋のAlexがAmélie NothombのStupeur et tremblements(アメリ-・ノートン「畏れ慄いて」)のムービーを貸してくれたので部屋で映画鑑賞をしました。

 これは以前、日本のカイシャを描いた大ヒット作があるのだけど、ということでフランス人たちからその内容を聞かされコメントを求められて以来、一度見てみたいと思っていたものでした。本はすでに手に入れておいたものの「ハネダ氏はオーモチ氏の上司で、オーモチ氏はサイトー氏の上司で・・・」と始まる冒頭ですでに私の頭は混乱して読む気を失い、そのまま積ん読してしまったので映画はとてもありがたいものでした(映画を見たあとで本は読みました)。映画ではアメリーがヘマをしでかすたびに上司から罵声を浴びせつけられる事が繰り返されるので見ていてもあまり気持ちの良いものではありません。その点、本の方がよいです。

 感想ですが、この作品に出てくる日本のカイシャはかなり風刺化されていると思います。しかし程度の差こそあれ、どの組織でもありうることなのではないでしょうか。これは著者のアメリーが日本の企業で働いた経験がもとになっているとされてはいますが、どこまでがありそうで、どこからが誇張かは日本人でないと判断が難しいでしょう。実際のところはアメリーが想像を働かせて日本のカイシャで西洋人が日本の文化を知らずに彼らの良識にもとづいて受け答えするとどうなるかということを書いたのかもしれません。例えばアメリーがヘマをすると一生懸命にその理由を述べますが日本人には言訳としてしか受け取られずジョークを飛ばすこともないので、どんどん雰囲気がわるくなるわけです。

 私もアメリ-ほどの文才があればフランスでの体験を面白く小説にできるのかもしれないですが、残念ながら駄文をつづるのが精一杯ですね。「畏れ慄いて」というのも実は意味深なタイトルです。

土曜日, 4月 18, 2009

挨拶言葉

 先日日本で「やっぱり日本はクセになる」という本を読みました。はるばるアルゼンチンから日本に来た著者(ファン ボルガさん)の日本滞在顛末記みたいな感じの本です。本自体は日本に置いてきたのでそういう印象だけが残っていますが、この本で気づいたのが「ドーモ」という言葉です。それ以来、ドーモという言葉を使ったり聞いたりするたびに頭が反応してしまいます。おそらく「ドーモ」という言葉は関西の「おおきに」やフランス語のMerci/Au revoirに対応する挨拶言葉なのではないかと思います。


 日本語の挨拶言葉はフランス語のそれと比べると長い言葉が多いように感じます。たとえば「おはよう(ございます)」、「こんにちは」、「こんばんは」、「ありがとう(ございます)」、「お疲れ様(です)」、「儲かりまっか」などです。「おっは~」とか「ちは」といのもありかもしれませんが、家の”外”で使うには抵抗のある言葉です(言いやすくて良いのですが)。一方のフランス語ですがBonjour, Bonsoir, Merci, Ça va?, Salutなどですが2-3音節で短いので簡単に発することができて便利なのです。それでバスなんかでアフリカ系の陽気な人々と同席すると見ず知らずの人とでも挨拶言葉から始まっていつの間にかお友達になっていたりします。やはり文化があってそれに言葉が載っかるのでしょう。

 話を元に戻すと「ドーモ」というのがおそらく関東地方では唯一の簡単に発せて”外”で使えて、お礼を言ったりセッションを終了する時の挨拶言葉なのだと思います。ラテンの嗅覚はさすがに鋭いものです。

木曜日, 4月 16, 2009

春のバカンス

モンペリエは今、春のバカンス期間中らしくトラムも混雑してないし昼の食堂の行列も短いやらで、なかなか快適なのですが、晩飯に行きつけの近所の大学食堂が休みなので毎晩大変困ったことになっています。今週の月曜日は復活祭の祝日だったのですが、いつもの祝日同様に町中、がらんとしてしまうので食料の確保に四苦八苦しました。今晩は迷ったあげくアフリカ料理のレストランにたどりつき、Yassaという料理をいただきました。レモンの風味がなかなかよいです。

 春のバカンスはフランス全土が3つのグループに分かれて、それぞれが時期をずらしてバカンス休みになるようです。これは混雑を軽減するための処置らしく、大都市部が同時にバカンスにならないように考慮してグループ分けされているそうです。それでもこの季節は混雑するらしく月曜日にパリから戻るはずだった友達はすべてのTGVが満席でモンペリエまで戻ることができなかったとのことで、昨日仕事を休む羽目になったとか。
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火曜日, 4月 14, 2009

久しぶりの日本

年度末に私的に一時帰国しました。いろいろあらためて気づくこともありました。まず成田に着いたのが夜だったのですが、白い光が眩しかったです。モンペリエの街路灯はもうすこし橙色している感じがします。あとあたりまえですが朝起きて鳥の鳴き声もやはり違います。モンペリエではカラスの鳴き声を聞かないですね。

 たった2週間でしたがちょうど桜が見頃で日本の春を満喫しました。今年は例年より桜の開花が早いと言われていたのですが、結局3月下旬に冷えたせいか4月10日くらいまで楽しめました。

 何となく淡色の風景が日本の春の景色です。晴れていてもなんとなく霞がかかった感じの空色もよいものです。桜の下でのんびり花見というのは本当にうれしくなってしまいます。モンペリエで見慣れている抜けるような青空も好きですが(こちらの青空は悩みがあってもどうでもよくなるような気持ちにしてくれます)。

 しばらく日本を離れて少し浦島太郎になった感じです。町の風景はどんどん変わっていますが人間の芯はあまり変わらないものだと思いました。滞在中はなるべく人に会うように心がけたので毎晩のように誰かを誘ったり誘われたりで慌ただしく過ぎました。自分の気持ちの問題なのか、日本という国の雰囲気なのかはわかりませんが、滞在中とにかく忙しかったことは、昨年フランスに来る前と同じでした。来年帰国したら仕事のスタイルを変えたいと思っているのですが、かえってストレスになりそうな感じもして、どうなることやら。
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