土曜日, 11月 01, 2008
Halles de la Pailladeの朝市
モンペリエ北部で最大と職場の人が言っていた朝市に行ってきました。MossonのちかくのHalles de la Pailladeというトラムの駅前で毎週土曜日に朝市が開かれているらしいのですが、人の多さにまずびっくりしました。上野から御徒町の商店街に匹敵する人混みです。スカーフで髪を覆った女性が多くイスラム社会であることがわかります。この地域はもともとアルジェリア戦争の時の引き揚げ者の受け入れのために開発された地域だったようですが、いつの間にか低所得地帯になってしまって、そのおかげで物価も安いとフランス人が言っていました。青空市場はほとんどが服屋さんですが調理器具(クスクスの蒸し器もあった)や食器(アフリカ系の雰囲気)、布生地・絨毯やベット・音楽CD(やはりアフリカ系)やヘアードライヤーのような電化製品も売っていました。 青空市場とは別に大きなホールも駅前にあってそちらでは食料品店が軒を並べています。八百屋さん・肉屋さん・魚屋さん・パン・ケーキ屋さん・総菜屋さん(中華もあり)・ピクルス・ハーブ店・ドライフルーツ屋・ワイン蔵・チーズ専門店と、まぁ何でもありです。この食品市場も結構大きいです。肉屋さんは扱う肉により、さらに細分化されている感じです。鶏肉屋さんで見かけたのがウサギの肉です。ウサギ一匹丸ごと(肝臓?も)が陳列されていました。これにはさすがにびっくりです。はじめは巨大なカエルかと思ったのですがLAPIN(ウサギ)と書いてあるし、姿も確かにウサギです。目が大きくて目立ちます。不謹慎ながらお店の人にお願いして写真を撮らせてもらいました。他の鳥たち(ニワトリやハト)も丸ごと(ニワトリは長い首からトサカも含めて本当に丸ごと)で、その姿を見ると食欲が失せてしまいます。さらにもっと大きなケダモノの肉を扱うお店ではキーンという虫歯の治療をするときにきく音が聞こえます。肉を回転刃物で切断するときに骨が切断されて出る音だと思います。ただし姿から動物が想像できる物はなく、だいぶ解体された状態で陳列されていました。かなり血なまぐさい臭いに辟易としつつも、これがいつもおいしいと思いながら食べているもののなのかと少し感慨深い物がありました。ウサギの肉は何回か食べましたが、あっさりしていて鶏肉に似ています。職場の食堂でも出てきますし、町なか(Polygone)のショッピングセンターの総菜売り場でも見かけます。