日曜日, 11月 23, 2008
労働組合
フランスの職場には労働組合が複数あるらしい。写真は職場の食堂にある組合関係の掲示板。CIRADでは左から右へと主に5種類あるようです。メジャーなのがNationalとCIRAD固有の労働組合らしい。労働組合に入れば絶対に解雇されないとのこと。労働組合はフランス特有の歴史を引きずっているようだ。もともとは資本家と労働者の対決だったのだが、今は国と労働者の戦いになっているとのこと。話し合いをしても決裂することが多く。双方のトップは話をまとめたくても許されない雰囲気があるらしい。また雇用側は形式的に話し合いを持つだけではじめから自分の主張を通すことがほとんどのようだ。それで結局ストライキというのが定番のパターンとなるとのことだ。以上はCIRADの職員がぶつくさぼやいていた話であるが、本人は労働組合には入ってないとのこと。選択肢が多いのは良いことだが、内部で考え方の違いで割れてしまうと結局、職員の間に亀裂が入らないか心配になった(余計なお世話かもしれないが)。まぁその辺は個人主義のお国柄だから大丈夫なのだろう。日本の職場には幸か不幸か労働組合は一つしかなく、組合に入るかはいらないかを選択することしかできないので、もう少し選択肢が増えてた方が良いのではないかと思う。