水曜日, 9月 03, 2008

フランス語の演算

 フランス語における数え方についてメモしておこうと思う。フランス語を習った方ならおなじみの、あの数え方である。60までは普通に10進であるが、なぜか70は60+10、71は60+11・・・となり、80になると4X20である。そして90は4X20+10と言う。数えるだけなら覚えればそれで済むのではあるが、フランス人は掛け算や割り算を行うときにどういう思考をしているか知りたいところである。職場でちょっとした計算ミスを見つけたので指摘したとき、職員の方が私の前で英語をつぶやきながら計算をしようとするのだが、結局「英語では計算できない」と叫んでフランス語で計算される姿を見るにつけ、ひょっとしてフランス式のほうが簡単なのかと思ってしまう。確かに歴史に名を残す有名な数学者にフランス人の名前を良く見るというのも偶然ではないかもしれない。
 話は変わるがエクセルの関数名までフランス語にされると、意思疎通がまったくできない。あの関数を使えば簡単なのにと思ってもフランスversionのエクセルはフランス語ができないと受け入れてくれない。あくまでもフランス語を使うという強烈な意思を感じる。さすが憲法で言語を定めているだけはある。

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