火曜日, 9月 02, 2008

逆ヒッチハイク

 モンペリエで車のドライバーから声をかけられることがある。今日で2回目。「通りまで行くから、乗せて行こうか」という申し出。はじめは職場周辺を歩いて探索していたとき。これは、普通歩いている人はいない道だから(といって別に交通量が多いわけではないのだが)、かなり珍しい人に映ったのかもしれない。このときは歩くのが目的だったので、丁寧にお断りしました。今日は、終バスに乗り遅れたかと一瞬ヒヤッとしたときでした。「トラムの駅まで乗せていこうか」と、職場から出てきた車から話しかけられました。バス停に一人立っていたので、乗り遅れたとその人は思ったのかもしれません。単に9月から時刻表が変わり、今までより10分ほど終バスの出発時刻が遅くなっていたことに私が気づかず、今まで通りの時間に出てきただけなのですが。せっかく声をかけてくださったのでご好意に甘えて家の近くまで送ってもらいました。車の中で、いろいろ話しながらわかったのですが、その方は以前は私のボスと同じ組織にいたらいいのです。今は改組されて別々になったようですが。やっぱり世間は狭いなぁと思いました。
 ところで日本だったら見知らぬ外人を逆ヒッチハイクする人なんているだろうかと考えてしまいました。モンペリエの人は都市的で(外部からやってきた人が多く)、あまり優しくないと職場の人からは聞かされていますが、日本より優しい人が多いような感じがしています。日本に帰ったらフランス人の良い点を見習いたいと思いますが、日本にいたときは自分のことで精一杯なことが多く、周りに対してあまり関心を向けてなかったかなと思います。帰国したら、ゆとりのある生活を組み立てたいところですが自信がありません。今となってはフランスののんびりした空気にどっぷり浸ってしまっているので、日本への帰国は気が重いところです。

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