水曜日, 2月 18, 2009

褒められたら

 日本から相棒が送ってくれた本が到着したのでしばらく楽しめそうです。格安で海外への発送を代行してくれるサービスもあるようですが、これだと二人で読み回しすることができないので、とりあえずまず日本の自宅を配送先に指定しています。到着早々まず読んだのが「仕事は5年でやめなさい。」。かなり過激なタイトルではありますが、中身はいたってまともです。松田公太というタリーズコーヒーの社長を務めた人の書いた本です。過激なタイトルと表紙の写真と中身のギャップがなんともミスマッチな感じがします。それはそれで面白いところなのかもしれませんが。

 最後の章で人を褒めることの重要性が指摘されています。フランス人は人を褒めるのがとても上手ですし冗談を言うのも上手です。私はこれはフランス人から見習うべき点だと思いますので、自分の体験を少し紹介したいと思います。

 褒められていやな人はいません。ただ褒められることになれていない私は当初、どう反応して良いのかわからず、とても困ったものでした。けなされることには慣れているので、毒と薬を見分けて、薬は謙虚にいただきますし、毒は遠ざけ、へこたれない自信はあるのですが、その逆の褒められる状況(おだてているのではないかというくらい褒められる)にどう反応すべきかは思考回路にないので、ほほえみつつ固まるしかありませんでした。フランス人を見ながらだんだんわかってきたことは、褒められたらそれを素直にいただき、さらに相手を褒める言葉で返せばいいのです。ここでエスプリが効いていればベストなんですが。褒められるにも日々のトレーニングが必要です。