月曜日, 2月 09, 2009

成長の記録

 最近はまっているもの。それがYouTubeである。自分の知らない世界を音と映像で楽しむことができる。それも時間と空間を超えてである。あの頃のあの歌を聴きたい(あの映像を見たい)と思えば頭の片隅に残っているキーワードを頼りにたどり着くことができるばかりでなく、それに関連する情報までわかってしまう。コメントが外国語だったりして、感動は国境を超えるものだ。

 もうひとつのYouTubeの楽しみ。それは成長の記録として見るという楽しみである。息の長いアーティスト、例えば歌手であれば同じ歌で若い頃の映像と最近の映像とで同時に見ることができる場合がある。そんなときは人間の成長を如実に見ることができる。若いときは何と初々しく一途で精一杯なんだろうか、というところが見えてしまう。逆に歳をとると声に若さがなくなってしまうのは仕方ないのだが、その一方で歌うことを楽しんでいることがわかるし、とても落ち着いた雰囲気を醸し出している。

 こんなことを考えていたら、自分の卒論発表の時のビデオを見てみたくなった。助手の先生がとても学生思いで、部屋のすべての卒業生の卒論発表をビデオでとってくれていて最後、皆に渡してくれたのだ。あれ以来自分の発表風景を撮影してもらったこともないけれど、次回は誰かに頼んで撮影してもらいたい気持ちになった。誰が引き受けてくれるかが問題だが・・・。