CIRAD(職場)の入り口でもビラが配られていて午後のデモ行進への参加を呼びかけていました。「日本人にとってフランスのストライキは興味深いだろうから是非デモに参加するように」と、ご丁寧に英語で勧誘を受けました。トラムは完全に止まっているわけではないのですが、間引き運転になるので、次の電車がいつ来るのか予想がつきません。なのでこういう日は出歩かないに限るのですが、急遽買い物の必要が生じてしまい、渋々町に出かけるべく、午後5時に職場を抜け出しました。残念ながら予定していたバスは来ず、待ちぼうけをしていたら、職場の人が逆ヒッチハイクをしてくれたのでトラムの駅までタイ人の友達と一緒に乗せてもらいました。運良くあまり待たずしてトラムに乗ることができて、Corumの駅までは行ったのですがそこで降ろされてしまいました。そこからてくてく歩くことになりましたので町の様子を観察しました。
これがCorumの状況です。なんか占拠されている感じがします。
「親も先生も怒っている」ようです。
「JEUNES EN GALÈRE JEUNES EN COLÈRE 若者は苦しい 若者は怒っている」ようです。
ストライキで人が集まるのを見越してか、献血車両が待機しています。
コメディーの前です。これではトラムも走りようがありません。このグループは笛を吹いて、太鼓をたたいて、お祭りの雰囲気です。
お巡りさんも待機していますが、暇そうに見えてしまうのは気のせいでしょうか。関係ないですがPOLICEが鏡像になっていますね。
具合が悪くなった人が出たようで救急車が突入してきました。
ワンちゃんもデモに参加しています。首にリボンを巻いていますね。なぜか手には缶ビールが・・・。
町なかのお店は普通に営業していました。でもこのお店は明日からバカンスに入るようです。
モンペリエのストは平和な感じに見えましたが、夜テレビを見ていたら、警官とデモ参加者が衝突する場面もあり、都市によっては危険な雰囲気でした。前回のゼネストよりも参加した人は多かったようです。職場の友達の話では、フランス人は歴史的な経緯からか闘う習性があるようです。周りをローマに包囲されつつ戦い続けた村(常にその村が勝つことになっているらしいのですが)を描いたコメディ?があるらしくフランス人の間では有名なようです。フランスの政治家は大変なようです。どんなに良い政策であっても、反対して闘うのがフランス人気質らしいのです。