今日は通勤中のバスで最近知り合った友達を紹介したいと思います。TRAMのバスは後方が4人掛けのボックス席になっているところがあります。たまたま朝そこに座ってフランス語の会話帳を見ていたときのこと、「何見てるの?」と言う感じの声をかけられました。それが英語だったかフランス語だったかは忘れましたが。「フランス語の勉強だよ」と答えたことから、どこから来たのかという話になり、「俺はカメルーン。カメルーン知ってるか?」「もちろん。」「どうして知っているのか?」などと聞くので「サッカーのワールドカップが開催されたときにカメルーンの選手が日本に来たからさ」と答えておきました。自分が子供の頃にカメルーンで火山噴火の激甚災害があったことも記憶に残ってはいましたが・・・。このカメルーンの青年は実に陽気。私が一言何か言えばそれだけで笑ってくれます。私も一緒になって笑います。朝のバスにしてはかなり異様な盛り上がりようです(帰りのバスは結構うるさいけど)。カメルーンの公用語は英語とフランス語のようです。次は中国語を勉強したいと言っていました。とにかくカメルーンには中国人が増えたそうです。中国製品は安くて良いといいながら私に携帯を見せてくれました。「みんなフランスの土産というと喜ぶんだけど実はこれ中国製」30ユーロだそうです。中国製じゃないと60ユーロだそうです。(携帯を持っていない私は相場が分からないんですけどね)アフリカには見送ってくれた人、すべてにお土産を渡す(たとえ1ユーロのものでも良いらしい)風習があるそうです。「中、開けてみたら漢字が書いてあるし中国製と分かってしまうじゃない?」と私が心配すると「分からないから大丈夫、大丈夫」「中国製の方が高機能で良いのだ」そうです。
彼のおかげでしばらく毎朝楽しめそうです。フランス語をどれだけ理解できるか、たまにテストされたりもするので大変です。私がへまをするとこれまた大爆笑。日本だったらあり得ない出会いですね。