日曜日, 11月 30, 2008
ワイン祭り
木曜日, 11月 27, 2008
映画祭り
知り合いの日本好きのフランス人に誘われて日本映画を見に行ってきました。第3回FESTIVAL DU FILM JAPONAISなるものが行われているようです。6ユーロでしたから日本より安い感じです。見たのは「めがね」。登場人物がみんなめがねをかけていました。ずっとメガネの意味を考えながら見てしまいましたがそのメガネには特に意味はなさそうです。南の島が舞台であることはすぐわかりました。主人公は「○空港」に降り立つのですが、○の部分が微妙に欠けていてロケ地はどこなのかと想像力がかき立てられました。
スクリーンの下部にフランス語の字幕が出るのでどう訳されているのか興味をもって見ていました。映画の中で、かき氷を食べた後、「ごちそうさま」と言って器を店の主人に返すのですが、フランス語訳は一通りではなく「おいしかった」とか「ありがとう」と訳されていました。「おいしい」にもいくつかの単語が使われていたのは少し新鮮でした。反対に「いただきます」は教科書通りフランス語と日本語でほぼ一対一の対応になっていました。
日本語では主語がなくても文が完結しますが、フランス語には必ず主語が必要で、これまた日本語を勉強するフランス人にとってはとても難しいのだそうですが、やはりフランス語の字幕では主語が補われていました。映画では初っぱなに「来た」とだけ登場人物がつぶやくので、飛行機の映像と合わせて何が来たのかを想像力をたくましくして考えますが(プロペラ機だったので戦時中の物語なのだろうかとすら考えてましたが)、フランス語の字幕に「彼女が来た」とはっきり書かれているのをみてしまうと、少し興ざめしなくもないですね。
文化的なことからすると、映画の中では食卓を囲んで登場人物たちが、おそらく単に茹でただけの大きなエビ丸ごとをテーブルの上で素手で頭胸部を取り、殻をむきながらかぶりつくシーンがありますが、手の込んだフランス料理をナイフとフォークで上品に食すであろうフランス人がどういう気持ちで見ていたのか大変気になったところです。
もっとも笑えたのは「メルシー体操」なる不思議な体操でした。体操それ自体も不思議ですが、何をもってこのネーミングに至ったのかを考えると、これまた想像力をかき立てられます。字幕では予想通りMerciと訳されていましたが、本当にMerciでよいのでしょうか。方言に「めるしい」とか「めるし」という言葉がないかと思い検索しても特にそれらしいものは見あたらないようです。まさかですが「ヘルシー」が訛ったものでしょうか。Merciはフランスにいると一日に何回となく使う言葉ですので初めて聞いたときには、日本映画から何でフランス語が、と耳を疑いました。
スクリーンの下部にフランス語の字幕が出るのでどう訳されているのか興味をもって見ていました。映画の中で、かき氷を食べた後、「ごちそうさま」と言って器を店の主人に返すのですが、フランス語訳は一通りではなく「おいしかった」とか「ありがとう」と訳されていました。「おいしい」にもいくつかの単語が使われていたのは少し新鮮でした。反対に「いただきます」は教科書通りフランス語と日本語でほぼ一対一の対応になっていました。
日本語では主語がなくても文が完結しますが、フランス語には必ず主語が必要で、これまた日本語を勉強するフランス人にとってはとても難しいのだそうですが、やはりフランス語の字幕では主語が補われていました。映画では初っぱなに「来た」とだけ登場人物がつぶやくので、飛行機の映像と合わせて何が来たのかを想像力をたくましくして考えますが(プロペラ機だったので戦時中の物語なのだろうかとすら考えてましたが)、フランス語の字幕に「彼女が来た」とはっきり書かれているのをみてしまうと、少し興ざめしなくもないですね。
文化的なことからすると、映画の中では食卓を囲んで登場人物たちが、おそらく単に茹でただけの大きなエビ丸ごとをテーブルの上で素手で頭胸部を取り、殻をむきながらかぶりつくシーンがありますが、手の込んだフランス料理をナイフとフォークで上品に食すであろうフランス人がどういう気持ちで見ていたのか大変気になったところです。
もっとも笑えたのは「メルシー体操」なる不思議な体操でした。体操それ自体も不思議ですが、何をもってこのネーミングに至ったのかを考えると、これまた想像力をかき立てられます。字幕では予想通りMerciと訳されていましたが、本当にMerciでよいのでしょうか。方言に「めるしい」とか「めるし」という言葉がないかと思い検索しても特にそれらしいものは見あたらないようです。まさかですが「ヘルシー」が訛ったものでしょうか。Merciはフランスにいると一日に何回となく使う言葉ですので初めて聞いたときには、日本映画から何でフランス語が、と耳を疑いました。
日曜日, 11月 23, 2008
科学の祭典
労働組合
水曜日, 11月 19, 2008
スト
有事に関連して、11月の第一週だったと思うが火曜日にトラムがストで動かないという事態になっていたのでそのとき感じたことなどを書いておきたい。小雨のぱらつく中、休みたくなる気持ちはあったが仕方なく歩いてバスの乗換駅まで行った。フランス人はスト(有事)になれているのか、特に混乱もなく人々は線路を歩いていた。こういうこともあろうかと私は職場まで歩いたこともあるので、歩いて職場まで行ったとしても昼には着くということはわかっていた。しかし雨の中歩くのはいやだったので、職場まで歩くという考えは断念してバスの乗換駅でひたすら待っていた。30分から一時間くらい待ったところで、運良くバスに乗り、通常より1時間半遅れくらいで職場に着くことができた。バスの運転手は途中対向車線を走る仲間のバスと立ち話。バスの運転手は窓越しに挨拶かわりのおしゃべりをするためにバスを止めるのである。これはストの日に限ったことではなく、平日でもたまに見かける光景ではある。そして、後続車も特にクラクションを鳴らすこともなく、バスが止まっている間、止まっている。何とも鷹揚に感じてしまうのは私が日本で育ったからなのだろうか。
職場での会話で、大変だったのではないかと気遣ってくださったので、「たまには歩いた方が健康には良い」と少し冗談をまじえて言うと「フランス人はストがあるから健康なのさ」と返されてしまった。しかしこれは意外と真実なのかもしれない。有事になれているというか、予定外のことに柔軟に対処できるような体制ができているのかもしれない。ただしフランスでストは予定外のことではないとは思うが、とにかく鷹揚な雰囲気が社会にある感じがする。
職場での会話で、大変だったのではないかと気遣ってくださったので、「たまには歩いた方が健康には良い」と少し冗談をまじえて言うと「フランス人はストがあるから健康なのさ」と返されてしまった。しかしこれは意外と真実なのかもしれない。有事になれているというか、予定外のことに柔軟に対処できるような体制ができているのかもしれない。ただしフランスでストは予定外のことではないとは思うが、とにかく鷹揚な雰囲気が社会にある感じがする。
試験送信(TEST) 緊急一斉通報 試験運用
突然舞い込んできた意味不明のメール。タイトルだけを見てゴミ箱に即刻捨てようかと思ったが怖いもの見たさ的な誘惑に駆られて中を見てみた。
「こちらは、在マルセイユ日本国総領事館 緊急一斉通報の『テストメール』です。」
なんだ、そういうことかと思った反面、有事の時にメールが使えるのかどうかがわからないよなと思うと少し滑稽ではあった。そういうことが起きたらどうしたらいいのかと考えるきっかけにはなったが。有事の時どうするかなんて夫婦でも話し合ったことがなかったかもしれない。お互い歩いても帰れる距離に職場があるのはありがたかった。相棒の心配をよそに暢気に有事を生きている気もする。
「こちらは、在マルセイユ日本国総領事館 緊急一斉通報の『テストメール』です。」
なんだ、そういうことかと思った反面、有事の時にメールが使えるのかどうかがわからないよなと思うと少し滑稽ではあった。そういうことが起きたらどうしたらいいのかと考えるきっかけにはなったが。有事の時どうするかなんて夫婦でも話し合ったことがなかったかもしれない。お互い歩いても帰れる距離に職場があるのはありがたかった。相棒の心配をよそに暢気に有事を生きている気もする。
月曜日, 11月 17, 2008
日本酒パーティ
この週末は職場の人と一緒に、日本酒を味わいました。こちらのフランス人たちは日本酒というのはとても強い酒だと勘違いしていたので、その認識を改めてもらおうと思い、相棒に頼んで日本から地元でとても私がおいしいと思っている酒を持参してもらったものです。勘違いを引き起こしている理由は焼酎もしくは紹興酒と日本酒を彼らが混乱していることによるようです。こちらのレストランで日本酒を頼むととても強い酒が出てくるらしいのです。彼らが語ってくれた日本酒のうんちくは、まず水のようだというもので、ワインと比べると、ワインはまず最初が重くてそれから後に次第に軽くなって心地よくなるのとは対照的だとのこと。まぁ持参した日本酒が軽めのものだったと言うこともあるのですが・・・。芋焼酎も試してもらいましたが、フランス人は焼酎程度ならストレートで飲むようです。お酒に関しては少しインパクトが足らなかったようです。
お好み焼きも作って持参したのですが、こちらの方は好評でした。頑張って作った甲斐がありました。お好み焼きの粉は、これまた相棒が持参してくれていたものです。ただ秤がないので100gとかどのくらいの量になるの見当がつかず、かなりいい加減で、本当にうまくできるか心配でした。前回ホストファミリーにお好み焼きを食べてもらったときは相棒が材料を混ぜていたので、そのときにきちんと見ておけば良かったです。適当でも何とかなることがわかりました。日本の御飯(ジャポニカ米)のレトルトパックと昆布の佃煮、エビ煎餅も好評でした。昆布の佃煮の中に入っていた山椒が特にお気に入りのようでした。山椒はとりあえずJapanese peperと言うしかなく、私が肌身離さず持ち歩いている電子辞書にもpoivre du Japonと書かれているに過ぎません(「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という例文のフランス語にフランス人たちは笑っていました。理解できないフランス語訳だったようです)。フランス人にとって日本のものは未知なもののようです。とにかく衝撃的だったようです。たぶん私がフランスに来てフランス料理に衝撃を受けたのと構造は同じなのでしょう。
お好み焼きも作って持参したのですが、こちらの方は好評でした。頑張って作った甲斐がありました。お好み焼きの粉は、これまた相棒が持参してくれていたものです。ただ秤がないので100gとかどのくらいの量になるの見当がつかず、かなりいい加減で、本当にうまくできるか心配でした。前回ホストファミリーにお好み焼きを食べてもらったときは相棒が材料を混ぜていたので、そのときにきちんと見ておけば良かったです。適当でも何とかなることがわかりました。日本の御飯(ジャポニカ米)のレトルトパックと昆布の佃煮、エビ煎餅も好評でした。昆布の佃煮の中に入っていた山椒が特にお気に入りのようでした。山椒はとりあえずJapanese peperと言うしかなく、私が肌身離さず持ち歩いている電子辞書にもpoivre du Japonと書かれているに過ぎません(「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という例文のフランス語にフランス人たちは笑っていました。理解できないフランス語訳だったようです)。フランス人にとって日本のものは未知なもののようです。とにかく衝撃的だったようです。たぶん私がフランスに来てフランス料理に衝撃を受けたのと構造は同じなのでしょう。
土曜日, 11月 01, 2008
Halles de la Pailladeの朝市
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