日曜日, 8月 30, 2009

SNCF

 モンペリエ出張はSNCF(フランス国鉄)に乗っていきました。ボルドーからは4時間とちょいの列車の旅です。順調に行けばの話です。線路の上で突然、数時間止ったりすることもありますから、日程には余裕を持って計画するか、行き当たりばったりで運に身を任せることになります。ちなみに私の乗った電車は15分遅れました。前日モンペリエへ向かった院生の電車はNarbonne(ナルボンヌ)で2時間ほど止ったそうです。そしてモンペリヘからボルドーへ戻る電車は1時間15分ほど遅れました。幸か不幸かよく遅れる旅でした。
 トイレの扉は閉まらないままだったし、お世辞にもきれいとは言えないし、やはりJRが素敵に見えてしまいます。車内販売のワゴンもたまに通路を通っていきますが、たいがい男性がワゴンを押していますが、商売気はなく無言で静かに通り過ぎていきます(寝ている人を起さないための配慮かもしれませんが・・たぶん違うと思いますがね)。
 電車の行き先を書いた紙が窓に張ってあるのですが、これもたまに違っていることがありますので、何が正しいのか直感が頼りになります。以前マルセイユ行に乗ったときにふと窓を見てアビニョンと書かれていて乗り間違えたかと慌てたことがありますが、マルセイユまで行ってくれました。
 ホームまで誰でも自由に入れるのはSNCFの良いところですが、そのおかげで恋人たちは出発直前まで熱烈なキスを交わすことが可能になっています。
 日本の感覚でいるといろいろな点がかなり異常に見えるのですが、フランスではこれが普通というか、誰も怒りもしません。電車に登ることは禁止されていますという注意書きがあったり、落書き(芸術?)がそこら中に目についたり、いろいろ観察するのもお国柄の違いがわかって楽しいものです。

0 件のコメント: