土曜日, 6月 13, 2009

ストックホルムで出会ったおじさん

 ストックホルム中央駅をあてもなく物色していたら、おじさんに声をかけられた、「何か困っているのか」と。「明日乗る予定のバスを確認しているんです」とだけ適当に答えたのだけれど、フレンドリーなおじさんでいろいろ会話を仕掛けてくれた。「どこから来たのか」「何しに来たのか」「どんな仕事してるのか」などなど、お決りの話題ではあります。私が日本人だと知ると桜の話題を振ってくれました。彼は弁護士なのだそうですが、ウプサラに住んでいて、ストックホルムまで仕事で通っているのだそうです(ウプサラには仕事がないとのこと)。ちょうど自分の知人が秋からウプサラ大でポスドクになるのでウプサラにも遊びに行くと思うと言うと、そのときには是非連絡してくれと言って、電話番号を教えてくれました。通りすがりの日本人に自分の電話番号を教えるとは弁護士のなせる技なのでしょうか。
このおじさんとの会話で最も印象的だったのは、スウェーデンでは多くの人が英語を話すのでびっくりしたと私が言ったときに彼が答えたことです。「スウェーデンは小さな国でEUのメンバーとして他の国とコミュニケーションが必要だから、それは当然だ」と彼は言いました。「フランスではどうか」と彼が聞くので、「町なかで英語を話してくれる人は少ない」と答えると、苦笑いをされました。フランスはやはり大国としての振る舞いに映るのでしょう。

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