土曜日, 11月 30, 2013

台湾人生

酒井充子監督インタビューの一こま

「映画作りの大変さを100とするとその中の90,9割方は、大変だったのは編集、で、取材の時って言うのはその方に話を聞くっていうことに集中するっていうことでよかったんですけれども、今度はそれを自分でつなげていく作業になるので。で、撮ってきた映像、みんな大切な、わけですから、それを、そいでいく作業っていうのは、なんかこう、はじめてこう身を切られる思いっていうのを実感したというか、ほんとに大変でしたね、それは。」

「台湾人生」は監督のデビュー作品だったようだ。最多の義損金を送ってくださった台湾。その台湾の方の複雑な思いが伝わってくる。映画の内容とは関係しないのだが、ここに引用した監督の言葉に共感するのは、自身の仕事に置き換えて共通する部分を感じたから。まとめる仕事は大変。現場では、その作業中に集中していれば良い。でも最後は、余分な部分をそぎおとしつつ、全体をいろいろ考えてまとまりのあるものを作っていく。この過程は苦痛なこともある。完成品を見るように作れるようになりたいものだ。ただ無駄なことをして初めて、最後に残るものの価値もわかるというもの。ちょっとした葛藤があります。



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